崩れないことと、近づきにくいことは別
取り乱さない。場を整える。距離を保つ。どれも確かな長所です。ただ、崩さないことを優先しすぎると、周りは構えます。品格と寄りがたさを分けているものについて。
取り乱さないことは、場を落ち着かせる
不測のことが起きたとき、場の空気はいちばん取り乱した人に引っ張られます。
逆に、落ち着いている人が1人いると、それだけで全体が落ち着く。この効果は、思っているより大きい。
対処も難しくありません。慌てたときは、一度黙って一呼吸置く。それだけで、出方が変わります。
場を整える力は、誰も気づかない
席の並び、話の受け渡し、話していない人への一声。
誰も指摘しませんが、全員が感じています。この役割がある集まりは、参加者が居心地よく過ごせます。
そして、目立たないので評価されません。自覚しておく価値がある部分です。
距離を保つことは、相手を疲れさせない
詮索しない、馴れ合わない、相手が話していないことを聞かない。
近づきすぎないことが、長く続く関係を作ります。親しさと、境界がないことは別のものです。
ただし、距離を保つことと、放置することも別です。踏み込まないままで構わないので、思い出したときに一度、声だけかける。それだけで、関係が続きます。
品格が硬さになるとき
この診断でいちばん重要な部分です。
崩れず、距離を保ち、基準もはっきりしている。ここまでは強みです。ただ、柔らかさと寛容さがないと、それが壁になります。
本人にその意図はありません。崩さない態度は、寄りがたさとして届くことがあるというだけです。
対処は簡単で、いちばん効きます。自分の失敗を、1つだけ笑って話す。それだけで、距離が縮まります。
7つの型と、次の一歩
| 型 | いまの状態 | 次の一歩 |
|---|---|---|
| 貴婦人 | 崩れず、寄りがたくない | 自分の失敗を1つ話す |
| もてなす | 誰も居心地が悪くない | 同意できないときは穏やかに言う |
| 距離を保つ | 相手が疲れない | 入口だけ、少し開けておく |
| 芯がある | 流されない | 結論が変わらない指摘はしない |
| 寛容 | 許せる | 譲らない項目を決めておく |
| 取り乱してしまう | 感情が先に出る | 慌てたら一呼吸置く |
| 硬さになっている | 壁になっている | 自分の失敗を1つ話す |
穏やかであることと、意見がないことは別
最後に、芯の話を。
場を整えられる人ほど、自分の意見を引っ込めがちです。角が立たないほうを選ぶからです。
ただ、言わなかった意見は、なかったことになります。そして、整えることと、合わせることは別のものです。
同意できないときは、穏やかに言って構いません。この型の人が言うと、たいてい角が立ちません。それが、いちばんの強みです。
この記事は本アプリのために書き下ろしたものです。特定の書籍・論文からの引用は含みません。性別・年齢・家柄を評価する意図はありません。