言わないと決めたことは、あとに残らない。我慢は残る
結論が変わらないことは、言わないでおいてよい。ただし、許すことと譲ることは別です。譲らない項目を決めておく話です。
- こんな人に
- 気になったことをその場で言ってしまう人
- 結論
- 「その指摘で結論が変わるか」で決める。許すことと譲ることは別
- 読む時間
- 約2分
気になったことを、その場で言ってしまう。正しくても、雰囲気が固くなる。
ここで効くのが、言わないという選択です。
これは、我慢とは違います。言わないと決めたことは、あとに残りません。我慢は残ります。
指摘の回数が多いと、人は近づかなくなる
内容が正しいかどうかとは、別の話です。
指摘される回数が多い相手には、人は近づかなくなります。話すたびに何か言われると分かっていれば、話す量が減る。
そして、情報が入らなくなります。結果として、正しい判断もしにくくなる。
そして、減るのは指摘される話題だけではありません。話しかけること自体が減るので、関係のない情報も入らなくなります。
基準は「結論が変わるか」
判断の基準を1つ持っておくと、迷いません。
その指摘で、結論は変わるか。変わらないなら、言わないでいい。
- 言う。安全に関わる、取り返しがつかない、金額が大きい、事実として明確に間違っている。
- 言わない。好みの問題、言葉づかい、細かい体裁、やってみれば分かること。
判断に迷ったら、1日置いてみる。翌日にまだ言う必要があると思えば、言う。多くは、そこで消えます。
寛容は、余裕から出る
知っておくと役に立つ傾向があります。
指摘の回数は、余裕がないときに増えます。疲れている、うまくいっていない、時間がない。そういうときに、細かいことが目につく。
つまり、指摘が増えたら、自分の状態を疑う。相手が急に雑になったわけではないことが、ほとんどです。
目安として、1日に3回以上指摘していたら、自分の状態を見る。睡眠、予定の詰まり具合、抱えている案件。原因はたいていそちらにあります。
許すことと、譲ることは別
ここが、この記事でいちばん重要な区別です。
寛容さが行きすぎると、譲歩になります。何を言われても受け入れる。大事なことまで流してしまう。
許すのは、相手の失敗や無作法。譲るのは、自分の判断や基準。前者は寛容ですが、後者は別のことです。
この2つが混ざると、寛容な人ほど損をします。許せる人だと思われた結果、判断まで譲らされることがあるからです。
譲らない項目を、決めておく
最後に、線の引き方を。
譲らない項目を、いくつか決めておく。安全、期限、お金、人としての扱い。
それ以外は流していい。全部を守ろうとすると疲れますし、全部を流すと自分が残りません。決めておくと、その場で迷わずに済みます。
まとめ
- 指摘が多い相手には、人が近づかなくなり、情報も入らなくなる
- 「その指摘で結論が変わるか」を基準にする
- 迷ったら1日置く。多くは、そこで消える
- 指摘が増えたときは、相手ではなく自分の余裕を疑う
- 許すのは相手の失敗、譲るのは自分の判断。この2つは別
- 譲らない項目を決めて、内容は下げず言い方だけ穏やかにする
譲らないと決めた項目は、言い方だけ穏やかにする。内容は下げず、言葉は柔らかく。この形がいちばん通ります。
自分の型は、貴婦人診断で確認できます。