相手が自分から話さないことは、こちらから聞かない
近づきすぎないことが、長く続く関係を作ります。ただ、距離を保つことと放置することは別。踏み込まないまま、声だけかける話です。
- こんな人に
- 人との距離のとり方に迷う人
- 結論
- 相手が話さないことは聞かない。ただし、踏み込まないことと放置は別
- 読む時間
- 約2分
親しくなると、相手のことをもっと知りたくなる。
自然な気持ちです。ただ、親しさと、境界がないことは別のものです。
そして、境界を越えたことには、越えた側が気づけません。相手は嫌がっている顔をしないからです。
話していないことには、理由がある
基本の線は、これだけです。
相手が自分から話さないことは、こちらから聞かない。
仕事の状況、家族のこと、健康、お金。話していないなら、話したくないか、まだ話す段階ではないということです。
判断に迷ったら、この順で考えると分かりやすい。
- 相手が一度でも自分から触れた話題か。触れているなら、聞いていい。
- 答えないという選択が、相手にできるか。できない聞き方は、詮索に近づきます。
- 自分が同じことを聞かれて、平気か。ここが、いちばん確かな基準です。
心配は、詮索の理由にならない
ここが、いちばん判断を誤りやすい部分です。
心配だから聞く。善意です。ただ、受け取る側からは、答える義務が発生します。答えたくなくても、心配してくれている相手には断りにくい。
代わりの形があります。「何かあったら聞くよ」とだけ伝えて、待つ。これなら、相手が選べます。
この一言の良いところは、期限がないことです。今日でも、半年後でもいい。相手が話す準備をする時間を、そのまま渡せます。
返信の速さと、関係の深さは連動しない
もう1つ、距離の取り方で効く点を。
返信が遅い、既読がつかない。ここを気にしないでいられると、相手はかなり楽になります。
人の生活の速度は、それぞれ違います。その違いを、関係の深さの指標にしない。これだけで、続く関係が増えます。
逆に、速さを求める関係は、どこかで途切れます。忙しい時期に返せなくなった時点で、気まずさが生まれるからです。
距離を保つことと、放置は別
ここが、この型の落とし穴です。
踏み込まないのは良いことですが、両方が待っていると、そのまま何年も過ぎます。
静かに消えていく関係のほとんどは、けんかではなくどちらも動かなかった結果です。
距離を保てる人ほど、ここで止まります。踏み込まないことと、何もしないことが、区別されていない。
踏み込まないまま、声だけかける
最後に、両立させる方法を。
用件のない連絡は、踏み込みではありません。「元気ですか」は、相手の領域に入らずに送れる、数少ない合図です。
年に数回で構いません。距離を保ったまま、関係は続けられます。
まとめ
- 相手が自分から話さないことは、こちらから聞かない
- 心配は詮索の理由にならない。「何かあったら聞くよ」で待つ
- 判断に迷ったら、自分が同じことを聞かれて平気かで決める
- 返信の速さを、関係の深さの指標にしない
- 踏み込まないことと、何もしないことは別
- 用件のない連絡は踏み込みではない。年に数回でいい
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