場の空気は、いちばん取り乱した人に引っ張られる
逆に、落ち着いている人が1人いると、それだけで全体が落ち着きます。慌てたときに一呼吸置く、という単純で効く対処についての話です。
- こんな人に
- 予定が崩れると動揺してしまう人
- 結論
- 場はいちばん取り乱した人に引っ張られる。最初の10秒で一呼吸置く
- 読む時間
- 約2分
予定が崩れた。想定外のことが起きた。
このとき、場の空気は、いちばん取り乱した人に引っ張られます。1人が慌てると、全体が慌てます。
これは、能力の話ではありません。人は、その場でいちばん強い感情に合わせてしまうという性質の話です。
落ち着いている人が1人いると、変わる
逆も同じです。
落ち着いている人が1人いるだけで、全体が落ち着きます。周りは、その様子を見て安心する。
この効果は、言葉より強い。「落ち着いてください」と言うより、落ち着いている人がそこにいるほうが効きます。
とくに効くのは、最初の10秒です。ここで誰かが慌てると、その空気が場の基準になります。
一呼吸置く、それだけ
対処は、驚くほど単純です。
慌てたときは、一度黙って一呼吸置く。
数秒で構いません。最初の反応を出さないだけで、そのあとの出方がまったく変わります。
そのうえで、最初に言う言葉を決めておくと、さらに安定します。
- 「まず、状況を確認しましょう」。感情ではなく事実に場を戻します。
- 「いま分かっていることを教えてください」。相手も、話しながら落ち着きます。
- 「順番に片づけましょう」。全部を同時に考えなくていい、と伝わります。
内容は何でも構いません。決めておくこと自体が、慌てないための仕組みになります。
取り乱すのは、性格ではなく反応
ここは、責める話ではありません。
動揺が表に出るのは、正直であることの裏返しでもあります。そして、疲れているときほど出やすい。
つまり、状態の問題であることが多い。睡眠が足りている時期には出ないなら、直すべきは反応ではなく体調のほうです。
実際、寝不足の日といつもの日では、同じ出来事への反応がまったく違います。性格を直そうとする前に、そちらを疑ってください。
取り乱さない人ほど、気づかれない
逆側の注意も1つ。
崩れない人は、弱っていることに気づかれません。困っていても、周りは平気だと思う。
だから、自分から言う必要があります。「今週はきつい」と一言。言わないと、いつまでも同じ量が来ます。
言い方は、感情でなくて構いません。「今週は3件抱えているので、来週以降なら」。事実で言うと、崩れた印象になりません。
崩れない人の前では、人は構える
最後に、いちばん見落とされる点を。
取り乱さないことは強みですが、周りは少し緊張します。本人に意図がなくても、崩れない人の前では構えるからです。
対処は簡単で、いちばん効きます。自分の失敗を、1つだけ笑って話す。それだけで、距離が縮まります。
まとめ
- 場は、いちばん取り乱した人に引っ張られる。逆も同じ
- 効くのは最初の10秒。まず一呼吸置いて、最初の反応を出さない
- 最初に言う言葉を1つ決めておくと、仕組みとして働く
- 動揺が出るのは性格ではなく状態のことが多い。体調を先に疑う
- 崩れない人は弱っていることに気づかれない。自分から言う
- 周りは少し構えている。自分の失敗を1つ笑って話すと縮まる
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