この診断の結果を、どう読むか
この診断は「どの動物が優れているか」を決めるものではありません。いまの暮らしと噛み合う相手を、6つの条件から探すためのものです。ここでは、出てきた結果をどう受け取ればよいかを書いておきます。(迎える前に確認すべき費用・住まい・病院については、下の関連記事にまとめてあります)
6つの条件は、優劣ではなく形
この診断が測っているのは、次の6つです。どれも高いほうが良いというものではありません。
- 世話に使える時間。毎日どれだけ手をかけられるか。長い動物ほど、ここが効きます。
- 住まいの条件。広さ、規約、騒音。ここが低いと、選べる範囲がはっきり狭まります。
- 一緒に動きたい。散歩や外出を一緒に楽しみたいか。低くても問題はありません。
- ふれあいたい。触れる・抱くことをどれだけ求めるか。眺める楽しみ方もあります。
- 費用の余裕。医療費を含めた継続的な支出に耐えられるか。
- 長く付き合う覚悟。10年、20年先の生活の変化まで含めて考えられるか。
低い軸があること自体は、問題ではありません。低い軸に合わせて相手を選べば、無理なく暮らせます。
いちばん低い軸が、結果を決めている
レーダーチャートを見るとき、外側にふくらんだ軸に目が行きます。ただ、実際に選べる範囲を決めているのはいちばん内側にへこんでいる軸のほうです。
住まいの条件が低ければ、どれだけ時間と気持ちがあっても大型の動物は選べません。費用の余裕が低ければ、医療費のかかる相手は避けたほうが安全です。
だから、結果を読むときは「向いている相手」より先に、へこんでいる軸が現実的に動かせるものかどうかを確かめてください。
「いまは迎えない」も、結果のひとつ
この診断には、迎えないという選択肢が用意してあります。これは失格の判定ではありません。
転居の予定がある、勤務が不規則、費用の見通しが立たない。条件が整うまで待つのは、動物にとっても人にとっても正しい判断です。
実際、飼えなくなって手放される事例の多くは、迎える時点で条件が足りていませんでした。いま迎えないことは、将来迎えられないことを意味しません。
2位・3位のほうが合うこともある
結果は6つの条件の噛み合わせで出しています。ところが実際には、診断では測れない要素があります。
- アレルギー(家族全員分。あとから分かることもあります)
- 同居する家族の希望と、動物が苦手な人がいないか
- すでにいる動物との相性
- 鳴き声やにおいへの、自分と近隣の許容度
これらは条件によっては1位を覆します。だから、近いタイプに出た2位・3位も一緒に見るほうが実用的です。
同じ種類でも、個体差のほうが大きい
犬が向いているという結果が出たとしても、犬なら何でも合うわけではありません。
犬種による差、そして同じ犬種でも個体による差は、種類の差より大きいことがあります。臆病な子、活発な子、人が好きな子。
だから、この診断で出るのは種類までです。実際に迎えるときは、その個体と会って決めてください。保護団体や譲渡会では、性格を聞いてから決められることが多くあります。
生活が変わったら、測り直す
6つの条件のうち、時間・住まい・費用は生活の変化で動きます。
転職、引っ越し、出産、介護。迎えたあとに条件が変わることを、前提として計算に入れてください。とくに、10年以上生きる相手の場合は必ず起こります。
迎える前に一度、そして生活が変わったときにもう一度。同じ6つの条件を確かめると、無理が出る前に手を打てます。
結果に出ていない、いちばん重要なこと
最後に、この診断では測れないことを書いておきます。
飼えなくなったときに、誰が引き受けるか。入院、転勤、自分に何かあったとき。ここが決まっているかどうかは、6つのどの軸よりも重要です。
家族と話しておく、預けられる先を調べておく。迎える前にこれを済ませておくと、その後の10年がまったく違います。
この読み物は本アプリのために書き下ろした、結果の読み方の説明です。動物の飼育に必要な費用・住まいの条件・医療については、下の関連記事にまとめています。動物の健康や飼育方法の判断は、獣医師など専門家にご相談ください。