趣味

育てるものを選ぶとき、初心者向きかどうかでは決めない

難易度ではなく、自分の生活と噛み合うかで選ぶ。手のかかる時期、収穫までの長さ、失敗したときの損失。3つの軸で候補を絞る方法をまとめました。

この記事について
こんな人に
何を育てるか迷っている人
結論
難易度ではなく、手間の山が自分の繁忙期と重ならないかで選ぶ
読む時間
約3分

育てるものを選ぶとき、多くの人は「初心者向き」かどうかで決めます。悪くはないのですが、続くかどうかを決めているのは難易度ではありません。生活との噛み合い方です。

そして、噛み合いは事前に確認できます

軸① 手のかかる時期が、いつ来るか

どの作物にも、忙しい時期があります。植え付け、支柱立て、間引き、収穫。

この時期が、自分の仕事の繁忙期と重なっていると、いちばん大事な作業が飛びます。そして一度飛ぶと、そのあとは崩れます。

先に自分の年間の忙しさを書き出して、その谷に手間の山が来るものを選ぶ。これだけで、続く確率がかなり変わります。

あわせて、旅行や帰省の時期も書き出してください。数日空けられない時期に収穫が来ると、そこで崩れます。

軸② 収穫までの長さ

  • 数週間で結果が出るもの。葉もの、豆苗、ハーブ。反応が速く、最初の1つに向きます。
  • 数か月かかるもの。実もの、根菜。待てる人には手応えがありますが、途中で気持ちが切れやすい。
  • 年をまたぐもの。果樹、球根、多年草。もっとも深く楽しめますが、最初には向きません。

結果が返ってくるまでの速さと、自分の性質が合っているか。ここは趣味全般に共通する要素で、育てるものでも同じです。

迷ったら、短いものと長いものを1つずつ持つと安定します。短いほうで手応えを得ながら、長いほうを待てます。

軸③ 失敗したときの損失

意外に効くのがこれです。

高価な苗や、思い入れのある品種から始めると、枯れたときの落ち込みが大きくなります。そして一度大きく落ち込むと、再開しにくい。

1年目は安くて丈夫なものから。損失が小さければ、失敗が経験として残ります。

そして、枯れるのは普通のことです。慣れた人でも枯らします。1年目で全部育つほうが、むしろ珍しい。

「毎日世話が要る」の重さを、正しく見る

育てる趣味は、休めないという性質を持っています。旅行のあいだも、忙しい週も、体調が悪い日も、水は要ります。

これは、負担であると同時に効用でもあります。生活のリズムができ、外に出る理由になり、気にかける対象ができる。

ただし、余裕がない時期に始めると、その負担側だけが効きます。疲れているときに新しく世話の要るものを増やすのは、回復を遅らせる方向に働くことがあります。

判断の目安は、いま新しい予定を1つ増やせるかです。増やせないなら、時期をずらしたほうが続きます。

手のかからないものから、始める

いま余裕がないと感じているなら、次のような選び方が現実的です。

  • 水やりの頻度が低いもの(多肉、ハーブの一部)
  • 数日空けても致命的にならないもの
  • 容器が小さく、置き場所を選ばないもの
  • 枯れても、また買える価格のもの

規模は、後から大きくできます。最初に大きく始めて畳むより、小さく始めて広げるほうが、ずっと続きます

まとめ

  • 続くかどうかを決めるのは難易度ではなく、生活との噛み合い方
  • 手間の山が、自分の繁忙期と重ならないものを選ぶ
  • 収穫までの長さと、自分が待てる性質かを合わせる
  • 1年目は安くて丈夫なものから。失敗の損失を小さくする
  • 余裕がない時期は、手のかからないものを小さく始める
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