家庭菜園の始め方。最初の1年で失敗しないための、5つの前提
広い畑も、特別な道具も要りません。ただし、最初に知っておかないと確実に枯らすことがいくつかあります。始める前に決めておく5つの前提をまとめました。
- こんな人に
- 家庭菜園を始めたい人
- 結論
- 広い畑も特別な道具も要らない。ただし5つの前提を外すと枯れる
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- 約2分
育てる趣味は、始めるまでの距離が近い一方で、最初の1年でやめる人が多い分野でもあります。理由のほとんどは技術ではなく、始める前の前提の置き方にあります。
① 日当たりが、すべてを決める
土でも肥料でも品種でもなく、最初に確認すべきは日照です。
実がなるもの(トマト、ナス、ピーマンなど)は、日光が長時間当たる場所を必要とします。半日陰しかない場所で実ものを育てると、手をかけても実がつきません。努力の問題ではなく、条件の問題です。
半日陰なら、葉を食べるもの(小松菜、ミツバ、シソなど)に寄せると成功しやすくなります。
② 育てる数を、減らす
最初の年に、たくさんの種類を植えたくなります。ここが最大の落とし穴です。
種類が増えると、水やりの頻度も、植え替えの時期も、病害虫の対応もばらばらになります。手間は種類の数に比例して増えます。
1年目は2〜3種類。少ないほど、一つひとつの変化を観察できるので、翌年の判断が正確になります。
③ 種ではなく、苗から
種から育てるのは楽しいのですが、発芽の管理という難所が最初に来ます。ここでつまずくと、育てる楽しさに到達する前に終わります。
1年目は、園芸店で売っている苗を買うのが確実です。成功の体験を先に作るほうが、続きます。
④ 水やりは、量ではなく頻度の設計
枯らす原因は、水のやりすぎと、やらなさすぎの両方があります。しかも、必要量は季節と天気で変わります。
実用的なのは、量を覚えるのではなく確認のタイミングを決めることです。朝、土の表面を指で触る。乾いていたらやる。これを毎日同じ時間にやると、感覚がつかめてきます。
旅行や出張の多い人は、この頻度が守れるかを先に考えてください。水やりが要る趣味は、不在の予定と相性が悪いという性質があります。
⑤ 「収穫」を目的にしすぎない
スーパーで買ったほうが安いし、量も多い。ここを目的にすると、たいてい割に合いません。
続いている人の話を聞くと、面白がっているのは変化を見ていることのほうです。芽が出た、花がついた、虫が来た、実が色づいた。
この楽しみ方は、生きものを飼うことに近い。育てる対象が植物か動物かの違いはあっても、毎日少しずつ変わるものを見るという構造は同じです。
始める前に、確かめておくこと
- 日当たりの時間(実ものか、葉ものかが決まります)
- 水道までの距離(遠いと、確実に頻度が落ちます)
- 不在になる日の頻度
- 置ける容器の大きさ(根の量が、育つ量を決めます)
- ベランダなら、規約と排水の扱い
まとめ
- 日当たりが最初の条件。半日陰なら葉ものに寄せる
- 1年目は2〜3種類に絞る。手間は種類の数に比例する
- 種からではなく苗から。成功体験を先に作る
- 水やりは量ではなく、確認のタイミングを決める
- 不在の予定が多いなら、水やり頻度と相性を先に考える
- 収穫を目的にすると割に合わない。変化を見ることが本体