ペットを飼う前に考えること。費用・住まい・10年後の生活
動物を迎える判断は、好きかどうかでは決まりません。医療費、賃貸の規約、寿命の長さ、診てもらえる病院。迎える前に確かめておきたいことを整理しました。
- こんな人に
- ペットを迎えるか考えている人
- 結論
- 好きかどうかでは決まらない。費用・住まい・10年後の生活で決まる
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- 約3分
動物と暮らしたい気持ちがあることと、いま迎えられることは別の問題です。決めるのは条件のほうで、そこが揃っていないまま迎えると、いちばん困るのは動物になります。
いちばん見落とされるのは、医療費
餌代と消耗品だけなら、多くの動物は月に数千円で暮らせます。問題は医療費です。体調を崩したときの診療は数万円から、手術や入院になれば数十万円になることもあります。
ペット保険はありますが、加入条件や補償の範囲は商品によって大きく違い、高齢になってからは入れないこともあります。迎える前に、想定する動物の年間費用と、緊急時にかかりうる医療費を調べてください。ここを見てから判断が変わる人は少なくありませんが、それは正しい判断です。
賃貸の規約は、飼う前に確認する
「ペット可」の物件でも、種類やサイズに条件がついていることがよくあります。小型犬は可でも猫は不可、頭数に上限がある、といった規約も珍しくありません。
飼い始めてから規約違反が発覚すると、退去か手放すかという最悪の選択になります。契約書を先に確認する。管理会社への確認も、迎える前なら何も難しくありません。
寿命の長さは、生活の変化を含む
犬や猫は15年以上生きることが珍しくなく、鳥の中には30年近く生きる種類もいます。その間に、転居、結婚、出産、転職、介護、自分の健康の変化が起こりえます。
「いまなら飼える」ではなく、10年後の生活を想像できるかで判断してください。想像できないなら、迎えるのを待つのは責任ある選択です。飼わない判断も、動物のための判断です。
診てもらえる病院を、先に探す
犬猫以外の動物——うさぎ、鳥、爬虫類、小型のげっ歯類——は、診られる動物病院が限られます。体調を崩してから探し始めると、間に合わないことがあります。
迎える前に、その動物を診てくれる病院が通える範囲にあるかを確認してください。手間の割に、生死を分けるほど効く確認です。
「思っていたのと違う」を減らす
抱っこを嫌がるうさぎ、あまり懐かない猫、想像より鳴く鳥。種による性質の違いを知らずに迎えると、こうしたずれが不満に変わります。
とくにふれあいを求めるかどうかは、迎える前にはっきりさせておくべき点です。触れ合いたいのに触れ合えない組み合わせは、双方にとって不幸になります。眺めるだけで満足できるなら、選択肢はぐっと広がります。
迎え方には、いくつかの経路がある
ペットショップ以外にも、保護施設からの譲渡、ブリーダーからの直接の迎え入れ、知人からの引き取りといった経路があります。
保護動物の譲渡には条件がありますが、すでに性格が分かっているという大きな利点があります。成犬・成猫なら、活動量や人との距離の取り方も見えているので、「思っていたのと違う」が起きにくい。いずれの経路でも、迎える前に実際に会っておくことをおすすめします。
まとめ
- 医療費は数万円から数十万円。年間費用とあわせて先に調べる
- 賃貸の規約は、種類やサイズまで確認する
- 10年後の生活を想像できるかで判断する
- 犬猫以外は、診てもらえる病院を先に探す
- 迎える前に実際に会う。保護動物は性格が分かっている利点がある