「お嬢様」の中身は、家柄ではなく振る舞い
お嬢様と呼ばれる人に共通しているのは、育った環境そのものではありません。そこで身についた振る舞いのほうです。そして、振る舞いは環境を問わず身につけられます。
いちばん大きいのは、受け取れる力
好意も、助けも、当然のように受け取れる。これが、いちばん人に好かれる部分です。
理由ははっきりしています。受け取れる人のところには、また与えたくなるからです。逆に、何をしても辞退される相手には、近づき方が分かりません。
遠慮は丁寧さですが、断られた側は、少し寂しい。受け取ることも、相手への贈り物です。
疑わないことは、世間知とセットで効く
人を疑わない性質は、関係を軽くします。一緒にいて心地よい人です。
ただし、条件があります。世間知が薄いと、疑わないことがそのまま弱点に変わります。相場を知らずに高く買う、条件を確かめずに契約する。
性格を変える必要はありません。お金と契約に関することだけ、確認する手順を持つ。それで、長所のまま働きます。
所作は、覚えれば身につく
この診断でいちばん改善が速いのが、ここです。
食事の作法、言葉づかい、姿勢。数はそれほど多くありません。覚えれば、どんな場でも困らなくなります。そして、身についていると、中身を見てもらう前に判断されずに済みます。
1つずつで構いません。苦手な場面のものから覚えてください。
要求できることは、扱いを変える
意外に見落とされる部分です。
希望をはっきり伝えられる人のほうが、実際に扱いが良くなります。伝えていないことは、伝わらないからです。
ただ、通り続けると感覚がずれます。相手が引き受けている手間が見えなくなる。通ったときに一言返すだけで、次も通ります。
7つの型と、次の一歩
| 型 | いまの状態 | 次の一歩 |
|---|---|---|
| 本物のお嬢様 | 受け取って、返せる | お金と契約だけは自分で確認 |
| 疑わない | 信じられる | 確認する場面を決めておく |
| 守られてきた | 通ってきた | 受け取った翌日に一言伝える |
| 要求が通ってきた | 言える | 通ったときに一言返す |
| 所作が整っている | 丁寧 | 好意を辞退せずに受け取る |
| 受け取れない | 断る癖 | 1回だけ、素直に受け取る |
| 地に足のついた | 損をしにくい | 信じる場面と確認する場面を分ける |
受け取ったら、返す
最後に、いちばん効く習慣を。
受け取る力と、感謝を返す力。この2つがそろうと、関係が一方通行になりません。
返し方は、同じものである必要はありません。受け取った翌日に、一言伝える。それだけで十分です。当たり前になった好意は、そのうち止まります。止めないための、小さな一手です。
この記事は本アプリのために書き下ろしたものです。特定の書籍・論文からの引用は含みません。家柄や経済状況を評価する意図はありません。