「おしゃれ」より先に効く、3つのこと
服の印象を決めているのは、センスでも値段でもありません。 サイズが合っているか、状態が保たれているか、場面に合っているか。 この3つがそろっていれば、どんな服でも整って見えます。逆にここが崩れると、高い服でもだらしなく見えます。
サイズは、買ったあとに合わせる
既製服が体にぴったり合うことは、ほとんどありません。 袖丈、着丈、ウエスト、裾。どれか一つは必ずずれています。
お直しは数千円で済むことが多く、印象への効果は服を買い替えるより大きい。 とくに肩幅と丈は、合っているかどうかで見え方がまったく変わります。 安い服でも直せば整い、高い服でも合っていなければ野暮ったく見えます。
清潔感は、質ではなく状態で決まる
よれた襟、毛玉、色あせ、かかとのすり減った靴。 これらは値段と関係なく、しかも本人がいちばん気づきにくい部分です。
有効なのは、数を減らすことです。着る服が少ないほど、一着ずつの状態を保てます。 よれた服は捨てる。手放すのがもったいないと感じるかもしれませんが、 それを着ている自分の印象のほうが、はるかに高くつきます。
着心地を軽視すると、結局着なくなる
試着室で立っているときはよくても、一日着ていられない服は買っても着ません。 クローゼットの中の「着ていない服」の多くは、似合わないからではなく、着心地が理由です。
試着したら、その場で座ってみる、腕を上げてみる。それだけで判断がかなり正確になります。 素材の肌ざわりも、思っている以上に着用回数を左右します。
選ぶ時間がないなら、選ばなくていい
毎朝服を選ぶのが苦痛なら、制服化がもっとも合理的な解決です。 決まった型を3パターン用意し、同じものを複数枚持つ。それを回すだけ。
これはおしゃれを諦めることではありません。迷う時間を他に使うという判断です。 失敗が少なく、満足度も安定します。前夜に用意しておくと、さらに楽になります。 朝の判断力は、思っているより低いのです。
流行は、小物から取り入れる
流行を追いたいけれど失敗したくない、という場合、いちばん損の少ない方法は小物から入ることです。 靴、鞄、アクセサリー、色。全身を変えるより効果が出やすく、外したときの損も小さい。
一方で、流行に関心がない人も、シルエットの流行だけは見ておくと安心です。 素材が良くても、形が古いと年月が出ます。定番7割・季節もの3割くらいの比率で入れ替えると、荒れません。
個性は、一点だけでいい
自分らしさを出したい人が全身で個性を出すと、場面に合わないことが増えます。 好きなものを一点だけ混ぜる形にすると、TPOを守りながら自分らしさが残ります。
そして、抑える日用の一式を持っておくと、個性を捨てずに済みます。 冠婚葬祭、面接、改まった会食。年に数回しかない場面のために、一式だけ用意しておく。 それがあるだけで、普段は自由に選べます。
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