第一印象は、服より先に姿勢と表情で決まっている
服装だけではありません。姿勢、声、視線、そして最初の数秒の表情。変えやすい順に並べると、実は服より効く要素がいくつもあります。
- こんな人に
- 第一印象を良くしたい人
- 結論
- 服より先に、姿勢・声・視線・最初の数秒の表情で決まっている
- 読む時間
- 約2分
第一印象の話は、たいてい服装から始まります。けれど実際に効いている要素を並べてみると、服より先に見られているものがいくつもあります。
見られている順に、並べてみる
- ① 表情。会った瞬間の数秒。ここでほぼ決まります。
- ② 姿勢。立ち方と座り方。自信や体調の情報として読まれます。
- ③ 声の出し方。大きさと速さ。内容より先に届きます。
- ④ 清潔感。髪、爪、しわ、におい。
- ⑤ 服そのもの。場に合っているかが中心で、種類や値段の影響は思ったより小さい。
この順序が示しているのは、お金をかけなくても変えられる部分ほど、効果が大きいということです。
表情は、技術として練習できる
「笑顔が苦手」という人は多いのですが、これは性格ではなく慣れの問題であることがほとんどです。
効くのは、会う直前に一度だけ口角を上げておくこと。表情は、いきなり作ろうとすると不自然になります。始まる前に一度動かしておくと、自然に出やすくなります。
また、緊張しているときの顔は、本人が思っているより硬く見えます。緊張していると自覚できているなら、それを伝えてしまうほうが早いこともあります。
姿勢は、体調とセットで見られている
猫背や浅い呼吸は、疲れや自信のなさとして読まれます。ところが本人にとっては、単に癖であることが多い。
立つとき、頭のてっぺんが上に引かれるイメージを持つ。座るとき、背もたれに預けきらない。それだけで、伝わる情報が変わります。
声は、内容より先に届く
同じ言葉でも、小さく速い声と、落ち着いた声では受け取られ方が違います。
緊張すると、人は速く話します。だから、意識して一拍置くだけで印象が変わります。難しいことではなく、最初の一言をゆっくり言うだけで、その後の速度も落ち着きます。
第一印象は、上書きできる
最初の数秒で決まると言われると、失敗が取り返せないように聞こえますが、そんなことはありません。
継続的に会う相手であれば、印象は行動で更新されます。約束を守る、返事が早い、覚えている。この3つは、初対面の印象を確実に上回ります。
逆に、一度きりしか会わない場面では、最初の数秒の比重が大きくなります。面接や商談の初回は、そこに準備を寄せる価値があります。
相手の側にも、事情がある
最後に一つ。印象は、相手の状態にも左右されます。
相手が疲れている、急いでいる、別のことで頭がいっぱい。こういうときは、こちらが何をしても反応は鈍くなります。
すべてを自分の問題として受け取らない。これは印象を良くする技術ではありませんが、消耗しないためには必要な視点です。
まとめ
- 見られている順は、表情・姿勢・声・清潔感・服。服は最後
- お金をかけずに変えられる部分ほど、効果が大きい
- 表情は、会う直前に一度動かしておくと自然に出る
- 姿勢と声は、内容より先に情報を伝えている
- 継続的に会う相手なら、約束・返事の速さ・記憶で上書きできる
- 相手の状態にも左右される。すべてを自分の問題にしない