記憶に残るのは料理ではなく、自分への配慮があったかどうか
「苦手なものはありますか」。この一言を事前に入れるだけで、当日の対応がほとんど要らなくなります。飲まない人への配慮も同じです。
- こんな人に
- 参加者に気を配りたい幹事の人
- 結論
- 「苦手なものはありますか」を事前に一言。当日の対応がほとんど要らなくなる
- 読む時間
- 約3分
会が終わったあと、参加者の記憶に残るのは何か。
料理でも、盛り上がりでもありません。自分に配慮があったかどうかです。
そして、配慮は当日より事前のほうが効きます。手間も、そのほうが小さい。
事前の一言が、いちばん効く
当日に気を配るのは大変です。事前ならほとんど手間がかかりません。
参加を募るときに、この一言を入れます。「苦手なものやアレルギーはありますか」。
これだけで、当日の対応がほとんど要らなくなります。そして、聞かれた側は覚えています。
あわせて聞いておくと役に立つのは、この3つです。
- 参加できない時間帯。途中参加や早退の希望が出せます。
- 会場までの経路の不安。初めての場所、段差、距離。
- 会いたくない相手がいるか。聞き方は難しいので、個別に確認できる形にしておく。
飲まない人への配慮
見落とされやすい部分です。
- 飲まない選択を、当たり前にする。「飲めない人もいるので」と最初に言っておく。理由を聞かない。
- 会費に差をつけるなら、事前に決めて明示する。当日にやると、気を遣わせます。
- ノンアルコールの選択肢がある店を選ぶ。これだけで、居心地がまったく違います。
体質、服薬、宗教、妊娠。飲まない理由は、聞くべきではないことが多い。理由を聞かない形にしておくのが、いちばん配慮になります。
そして、飲まない人にも同じ乾杯の形にする。グラスの中身が違うだけ、という扱いにしておくと、それ以上の説明が要りません。
席は、少し考えるだけで変わる
席順は、任せきりにしないほうがいい。
話しやすい人の隣に、話しにくい人を置く。初参加の人を、端に置かない。それだけで、会が回ります。
固定する必要はありません。途中で席を移動する時間を作るのも有効です。同じ人としか話さずに終わるのを防げます。
移動のきっかけは、料理や飲み物の追加の場面を使うと自然です。号令をかけると、かえって気まずくなります。
終わりの時間を、先に決める
気配りの中で、意外と大きいのがこれです。
終わりの時間を先に伝えておく。帰りたい人が、帰りやすくなります。
そして、二次会に行かない人が気まずくならない形にしておく。一次会でいったん締める、解散を明確にする。これだけで、参加のハードルが下がります。
締めるときは、「ここで解散です。残る人はどうぞ」とはっきり言う。曖昧にすると、帰りたい人が動けません。
全員を満足させようとしない
最後に、消耗しないために。
気配りができる人ほど、全員に目を配ろうとします。そして、自分がまったく楽しめないまま終わります。
1回の会で、1人か2人。それで十分に効きます。全員分の配慮は、事前の一言でまかなえます。
まとめ
- 記憶に残るのは料理でも盛り上がりでもなく、自分への配慮があったか
- 配慮は事前のほうが効き、手間も小さい
- 苦手なもの、参加できない時間帯、経路の不安を聞いておく
- 飲まない理由は聞かない。乾杯の形も同じにする
- 席は話しやすい人の隣に。移動は料理の追加の場面を使う
- 終わりの時間を先に決め、解散をはっきり言う
自分の型は、飲み会幹事診断で確認できます。