締切直前まで直し続けて、出したあとも気になる
締め切り直前まで直し続け、出したあとも気になる。出さないものは評価もされず、改善の材料も得られません。終わらせる技術の話です。
- こんな人に
- 直し続けて終われない人
- 結論
- ある段階から良くなったか分からなくなる。時間か回数で区切る
- 読む時間
- 約3分
着手はできる。むしろ、始めたら止まらない。問題は、終われないことのほうです。
締め切り直前まで直し続け、出したあとも「あそこを直せばよかった」と考えている。
これは、着手できない人とは別の詰まり方です。対処も違います。
直すほど良くなる、は途中で止まる
最初のうちは、直すほど良くなります。粗が取れ、構成が整い、伝わりやすくなる。
ただ、ある段階から、この関係は成り立たなくなります。直しても、良くなったかどうかが分からなくなる。あるいは、別の部分が崩れる。
そして、その段階は本人には分かりません。だから、時間か回数で区切るしかない。
目安として、直した箇所を元に戻したくなったら、そこが限界です。往復し始めたら、改善ではなく変更になっています。
自分の締め切りを、前に置く
いちばん実用的なのが、これです。本当の期限の1日前を、自分の締め切りにする。
そして、その日に手を止めて出す。1日残っていても、直さない。残した1日は、緊急の対応のために取ってあると考えると、守りやすくなります。
実際、この1日が本当に役立つこともあります。
そして、自分の締め切りを人に伝えておくとさらに効きます。「明日には出します」。約束があると、守れます。
直す回数を、最初に決める
もうひとつの手が、回数です。
「見直しは2回まで」と、始める前に決める。3回目に手をつけそうになったら、そこで終わり。
時間ではなく回数で決めると、集中して直せます。1回目で全部見る、という前提ができるからです。
見る観点も分けておくと楽です。1回目は内容、2回目は表記。同時に見ようとすると、何度も往復することになります。
出さないと、情報が手に入らない
ここが、いちばん見落とされる損失です。
出していないものは、評価もされず、改善の材料も得られません。自分の中でどれだけ検討しても、実際に使う人の反応にはかないません。
しかも、直している時間は他のことに使えません。80点で出して次に進んだほうが、合計の成果は大きくなることが多い。
それに、直している部分は、たいてい誰も見ていません。気になっているのは自分だけ、ということがよくあります。
あとから直せるかどうかを、確認する
判断の基準を1つ持っておくと楽です。出したあとに直せるものか。
- 直せるもの。社内資料、記事、ソフトウェア、案。早く出して、反応を見て直す。
- 直せないもの。印刷物、送信済みのメール、公式な提出物。ここは時間をかけてよい。
多くの仕事は前者です。直せるものを、直せないもののように扱っていることが、時間を食っています。
出したあとは、見返さない
最後に。出したあとに何度も見返すのは、たいてい役に立ちません。
直せないものなら、見ても仕方がない。直せるものなら、指摘が来てから直せばいい。出した時点で、いったん手を離す。
まとめ
- 着手できない詰まり方とは別。対処も違う
- ある段階から、直しても良くなったかどうかが分からなくなる
- 直したものを元に戻したくなったら、そこが限界
- 本当の期限の1日前を、自分の締め切りにして人にも伝える
- 見直しは2回まで。1回目は内容、2回目は表記
- あとから直せるものは、早く出して反応で直す
これができると、次の仕事に力を残せます。自分の詰まり方は、心のブロック(完璧主義)診断で確認できます。