直す価値があるのは、実害が出ている部分だけ
遅れ、抜け、取り違え。これは性格の話ではなく、手順の話です。復唱とメモだけで、かなり減ります。
- こんな人に
- 約束や期限を取りこぼしがちな人
- 結論
- 性格ではなく手順の問題。実害が出ている部分だけ、記憶に頼らず直す
- 読む時間
- 約2分
約束を忘れる。話を取り違える。期限が抜ける。
これを「性格だから」で片づけると、何も変わりません。手順の問題として扱うと、かなり減ります。
この区別は、思っているより重要です。性格の問題にすると対処がありませんが、手順の問題なら方法があります。
ずれ自体は、直さなくていい
まず、区別しておきます。
周りとずれていること自体は、直す必要がありません。むしろ、取り繕わない素直さは長所です。計算がないので、周りが警戒しません。
直す価値があるのは、実害が出ている部分だけです。
実害というのは、この4つです。
- 人を待たせた。
- やり直しが発生した。
- 金銭が絡んだ。
- 相手が傷ついた。
これ以外は、直さなくて構いません。「変わっている」と言われることは、実害ではありません。
記憶に頼らない
いちばん効く原則が、これです。
覚えておこうとしない。忘れるのは、意志の問題ではありません。
- 約束は、その場でカレンダーに入れる。あとで入れようとすると、そのまま消えます。
- 頼まれたことは、その場でメモに書く。1行でよい。
- 期限は、前倒しで設定する。自分のカレンダーには、実際より早い日付を入れる。
メモの置き場所は、1か所に決める。何冊にも分かれていると、探す手間で結局見なくなります。
復唱で、取り違えが減る
話の取り違えには、別の対策があります。
聞いたことを、その場で一度言い直す。「つまり、◯◯ということですね」。
これだけで、取り違えがはっきり減ります。そして、相手も安心します。手間は10秒です。
復唱するときは、数字と日付を必ず入れる。「木曜の15時に、3部ですね」。ずれが起きるのは、ほとんどここです。
遅れそうなときは、早めに言う
もう1つ、扱いを変える方法を。
遅れそうだと分かった時点で、伝える。実際に遅れてからではなく。
同じ遅れでも、事前に言われたか、あとで分かったかで、まったく違う受け取られ方をします。前者は調整、後者は事故です。
そして、伝えるときは謝罪より現在地。「すみません」だけでは、相手は調整できません。どこまで進んでいて、いつになるか。この2つがあれば足ります。
性格を直そうとしない
最後に、いちばん大事なことを。
性格を直そうとすると、うまくいきません。そして、素直さのような長所まで削れます。
手順で防げる部分が、ほとんどです。復唱と、その場でのメモ。この2つだけでも、実害はかなり減ります。
まとめ
- ずれていること自体は直さなくていい。直すのは実害が出ている部分だけ
- 実害とは、人を待たせた・やり直しが出た・金銭が絡んだ・人が傷ついた
- 覚えておこうとしない。その場でカレンダー、その場でメモ
- メモの置き場所は1か所に決める
- 聞いたことは、数字と日付を入れて復唱する
- 遅れそうなら早めに、謝罪ではなく現在地と見込みを伝える
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