「天然だね」と言われると、真剣な話まで笑い話になる
その場は和みますが、一度その役割がつくと、真剣な話も同じ扱いになります。我慢する必要はなく、一度だけ伝えていいという話です。
- こんな人に
- 「天然だね」と言われて困っている人
- 結論
- 我慢しなくていい。一度だけ、責めない形で伝えれば止まる
- 読む時間
- 約2分
「天然だね」と言われる。笑われる。本人は、そのつもりがない。
言った側に悪意はありません。ただ、言われた側には、副作用が残ります。
そして、言われた側は嫌がりにくい。褒め言葉の形をしているので、否定すると場を壊すように見えるからです。
真剣な話が、真剣に扱われなくなる
これが、いちばんの問題です。
一度その役割がつくと、困っていることを相談しても、笑い話として受け取られます。意見を言っても、まじめに検討されない。
これは、はっきり不利です。そして、言った側はそこまで考えていません。
具体的には、こういう形で出ます。
- 意見が、感想として扱われる。検討の対象に入らない。
- 困りごとが、面白い話にされる。
- 難しい仕事が、回ってこなくなる。
- 指摘しても、本気だと思われない。
我慢する必要はない
この状況について、はっきり書いておきます。
困っているなら、それは正当な困りごとです。褒め言葉のつもりで言われているから、文句を言えない。この構造自体が、しんどい。
一度だけ、伝えていい。「その言い方は、あまりうれしくない」。多くの場合、悪意がないので、伝われば止まります。
言い方は、責めずに、事実として。「悪気がないのは分かるんですが、まじめな話をするときに困ります」。相手を責める形にしないほうが、確実に止まります。
言いにくければ、前置きを使う
直接伝えるのが難しい場合の方法もあります。
大事な話の前に、「まじめな話なんですが」と一言置く。
これだけで、扱いが変わります。相手に、モードを切り替える合図を渡しているということです。
ほかにも、合図になるものがあります。場所を変える、書いて渡す、時間を取ってもらう。どれも、内容ではなく形で重さを伝える方法です。
笑いを取る役割を、引き受けない
もう1つ、固定を防ぐ方法を。
天然というレッテルは、笑いを取る役割とセットになりがちです。そして、引き受け続けると固定されます。
断ってよい。笑われる場面で、笑わずにいる。それだけで、役割が緩みます。
ここで、愛想を悪くする必要はありません。笑わないだけで足ります。無理に不機嫌になると、別の役割がつきます。
言う側の人へ
最後に、この言葉を使う側について。
褒め言葉のつもりでも、相手にとっては役割の固定になることがあります。とくに、まじめな話をしたい場面で使われると、逃げ場がなくなります。
和ませてくれる人がいるのは、ありがたいことです。ただ、その人が意図してやっているとは限りません。役割として期待しないでおくと、お互いに楽になります。
まとめ
- 褒め言葉の形をしているので、言われた側は嫌がりにくい
- 役割がつくと、意見が感想に、困りごとが面白い話にされる
- 困っているなら、一度だけ伝えていい。責めない形にすると止まる
- 言いにくければ「まじめな話なんですが」の前置きを使う
- 場所を変える、書いて渡すのも、重さを伝える合図になる
- 笑いを取る役割は引き受けなくていい。笑わないだけで足りる
自分の状態は、天然キャラ診断で確認できます。