うまくいきかけると、終わらせたくなる。その週は何も決めない
距離が縮まると自分から離れてしまう。失う前に終わらせれば傷が小さいという理屈は通っていますが、毎回同じところで終わります。判断を1週間遅らせる話です。
- こんな人に
- うまくいくと終わらせたくなる人
- 結論
- 離れたくなった週は、何も決めない
- 読む時間
- 約3分
うまくいっている。相手も本気らしい。そう感じた途端に、気持ちが冷める。連絡が面倒になる。
このパターンを繰り返している人は、けっこういます。そして、自分でも理由が分からないことが多い。
だから、意志の問題として扱っても進みません。仕組みを知るほうが早い。
理屈は、通っている
起きていることは、たぶんこうです。
失う前に自分から終わらせれば、傷が小さく済む。深くなるほど、失ったときの痛みが大きくなる。だったら、その手前で降りたほうがいい。
理屈としては、まったく通っています。合理的ですらある。ただ、毎回同じところで終わるので、確かめる機会が永久に来ません。
つまり、予想が当たったのではなく、自分で当てにいっている状態です。「やっぱりうまくいかない」が、毎回証明されてしまいます。
相手からは、急に冷めたように見える
もうひとつ、副作用があります。
こちらの中では理由があるのですが、相手には伝わりません。順調だったのに突然距離を置かれた、としか見えない。相手を混乱させ、傷つけることになります。
そして、説明しないまま終わるので、次も同じ形になります。
このとき、相手を悪く思おうとすることもあります。終わらせる理由が要るからです。あとから振り返ると、大した理由ではなかったと気づくことが多い。
その週は、何も決めない
対処は単純です。離れたくなった週は、何も決めない。
連絡の頻度を落とすのも、別れを切り出すのも、1週間だけ保留する。感じるのは自由、決めるのは来週。
1週間おくと、そのまま続けられることがあります。衝動的に近い動きなので、時間が効きます。
この1週間は、いつもどおりに過ごすだけで構いません。無理に近づく必要も、距離を取る必要もありません。
引き金を、記録しておく
もう少し踏み込むなら、記録が使えます。
引きたくなった場面を、そのつど短く書き残す。相手が何を言ったか、どんな状況だったか。相手の行動ではなく、距離の近さが引き金になっていることが見えてくるはずです。
- 相手が将来の話をしたとき。
- 予定を先まで決めたとき。
- 相手が弱いところを見せたとき。
どれも、関係が深まる場面です。悪いことが起きたわけではないと分かるだけで、扱いが変わります。
記録が3、4件たまると、引き金の共通点が見えます。見えた時点で、次に来たときに気づけるようになります。
終わらせるなら、理由を伝える
最後に。それでも終わらせる判断をすることはあります。
そのときは、理由を伝えてください。黙って消えると、相手に何も残りませんし、こちらも次に同じ形を繰り返します。
「近くなると怖くなる癖がある」と言えると、相手は納得できます。そして、言葉にしたことで、次のときに自分でも気づけるようになります。
まとめ
- 「失う前に終わらせる」は理屈としては通っているが、確かめる機会が来ない
- 予想が当たったのではなく、自分で当てにいっている
- 相手からは、急に冷めたようにしか見えない
- 離れたくなった週は、何も決めない。いつもどおり過ごすだけ
- 引き金を短く記録すると、3、4件で共通点が見える
- 終わらせるなら、理由を伝える。言葉にすると次に気づける
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