「どうせ選ばれない」が先にあると、相手が誰でも同じになる
好意を向けられても、裏を探してしまう。相手を変えても同じところで止まるなら、前提のほうが先にあります。受け取る練習から始める話です。
- こんな人に
- 好意を素直に受け取れない人
- 結論
- 相手が変わっても同じなら、原因は相手の側ではない
- 読む時間
- 約3分
好かれているはずなのに、信じきれない。何かの間違いではないか、いつか気づかれるのではないかと考えてしまう。
この状態でよく起きるのが、相手が変わっても同じところで止まるということです。
そして、相手が変わっても同じなら、原因は相手の側ではありません。
前提が先にあると、証拠は集まらない
「どうせ選ばれない」が先にあると、好意を向けられたときに裏を探すことになります。何か理由があるはずだ、下心があるのではないか、と。
そして、探せばたいてい何か見つかります。人の行動には、いくつも理由が混ざっているからです。結論が先にあるので、証拠のほうが後から集まる。
だから、実際の相手がどれだけ誠実でも、状況は変わりません。
そのうえ、疑われた側は疲れます。何を言っても信じてもらえないと、伝える気力が落ちる。結果として、前提のほうが当たっているように見えてきます。
欠点を探しはじめたら、怖くなった合図
もうひとつ、この型に特徴的な動きがあります。相手の欠点を探して、安心しようとすることです。
合わないから離れるのではなく、離れる理由を探している。失う前に自分から終わらせれば、傷が小さく済むからです。
心当たりがあるなら、覚えておいてください。欠点が急に目につきはじめたときは、関係が深まって怖くなった合図であることがあります。
このとき、その週は何も決めないと決めておくと安全です。判断を1週間遅らせるだけで、そのまま続けられることがあります。
受け取る練習から始める
前提を変えようとしても、簡単には動きません。経験でしか書き換わらないからです。
だから、小さく試します。好意を向けられたら、疑う前に「ありがとう」とだけ返す。判断はあとでよい。
これだけです。1回では変わりませんが、3回、5回と重なると、受け取ることに慣れてきます。慣れは、前提を静かに書き換えます。
練習は、恋愛以外の場面でもできます。仕事で褒められたとき、親切にされたとき。まず受け取る、を繰り返す。
「どうせ」で始まる文を、点検する
もうひとつ、その場でできることがあります。
頭の中に「どうせ」で始まる文が浮かんだら、その根拠を1つだけ探してみる。「どうせ嫌われる」の根拠は何か。過去にそう言われたことがあるのか、それとも予想なのか。
予想であることが、ほとんどです。予想だと分かると、それだけで力が弱まります。
そして、根拠が過去の出来事だった場合も、それは1件の事例です。全体の傾向として扱う理由はありません。
大切にされることに、慣れていない
最後に、これは知っておくと楽になります。
大切にされることには、慣れが要ります。慣れていない人にとっては、居心地が悪く、落ち着かない。だから、無意識に壊してしまうことがあります。
居心地の悪さは、悪い兆候ではありません。単に、経験が少ないだけです。慣れるまで、少し時間がかかると思っておいてください。
まとめ
- 相手が変わっても同じなら、原因は相手の側ではない
- 結論が先にあると、証拠のほうが後から集まる
- 疑われた側も疲れるので、前提が当たっているように見えてくる
- 欠点が急に目につくのは、深まって怖くなった合図
- 好意は、疑う前に「ありがとう」とだけ返す。恋愛以外でも練習できる
- 大切にされることには慣れが要る。居心地の悪さは悪い兆候ではない
自分の前提は、心のブロック(人間関係・恋愛)診断で確認できます。