画面を見ていると気分が落ちる。比べている相手が実在しないことも
人や画面の中の姿と比べて落ち込む。加工された画像と比べていれば、勝てるはずがありません。接触する量を減らす話です。
- こんな人に
- SNSを見ると気分が落ちる人
- 結論
- 加工と選ばれた1枚が相手。落ちる情報源を1つだけ外す
- 読む時間
- 約2分
画面をスクロールしていると、だんだん気分が落ちてくる。
この現象には、はっきりした理由があります。
そして、意志の弱さは理由に入っていません。
比較対象が、実在しないことがある
まず知っておきたいのは、加工が当たり前になっているということです。
明るさや色の調整だけでなく、輪郭や体型を変える機能が、標準で使えるようになっています。比べている姿が、その人の実際の姿とは限りません。
つまり、存在しない基準と比べていることがある。勝てるはずがありません。
さらに、加工されているかどうかは見分けられません。技術が上がっているので、判断のしようがない。だから「たぶん加工されている」を前提にするしかありません。
選ばれた1枚と、比べている
もう1つの非対称があります。
公開されているのは、何十枚か撮って選んだ1枚です。光の条件も、角度も、表情も、いちばん良いものが選ばれています。
こちらは、鏡で見る日常の自分。比べる条件が、そもそもそろっていません。
そのうえ、表示されるものは選ばれています。反応が多かったものが、優先して表示される仕組みになっています。目に入る量そのものが偏っています。
接触する量を、減らす
対処は、気の持ちようではありません。
見たあとに気分が落ちる情報源を、1つだけ表示から外す。ミュートでも、フォローを外すでも構いません。
1つで十分です。全部をやめる必要はありません。いちばん効いているものを1つ外すだけで、体感が変わります。
どれを外すか迷ったら、見たあとの気分を3日だけ記録する。はっきり差が出ます。
疲れているときほど、強くなる
見落とされやすい要因があります。
比較は、疲れているときほど強く効きます。睡眠が足りないと、否定的な情報のほうが記憶に残りやすくなります。
同じ画面を見ても、体調によって受け取り方が違う。比較で苦しい時期が続いているなら、まず睡眠を戻すほうが早いことがあります。
同じ理由で、体調が悪い日は見ないと決めておくのも有効です。同じ画面が、別のものとして届きます。
見る時間を、決める
外すのが難しい場合は、時間で区切ります。
- 寝る前に見ない。いちばん影響が出やすい時間帯です。
- 時間を決めて開く。だらだら見る時間が、いちばん効きます。
- 通知を切る。受動的に見る回数が減ります。
比べる相手を、自分にする
最後に、置き換えの話を。
比較そのものをやめるのは難しい。だったら、比べる相手を変える。
半年前の自分、去年の自分。条件がそろっているので、比較として意味があります。そして、たいていの場合、何かは良くなっています。
まとめ
- 加工は当たり前になっていて、見分けもつかない
- 公開されているのは何十枚から選ばれた1枚。条件がそろっていない
- 表示されるものも偏っている。目に入る量そのものが選ばれている
- 気分が落ちる情報源を1つだけ外す。3日記録すると分かる
- 比較は疲れているときほど強く効く。まず睡眠を戻す
- 比べる相手を、半年前の自分に変える
自分の状態は、ルッキズム診断で確認できます。