他人には決して言わない言葉を、自分には毎日言っている
鏡を見て欠点が先に目に入る。厳しくしても外見は良くなりません。判断が鈍り、手入れも楽しめなくなるだけ、という話です。
- こんな人に
- 鏡や写真の自分が受け入れられない人
- 結論
- 厳しくしても外見は良くならない。友人に言う言葉を自分に言う
- 読む時間
- 約3分
鏡を見ると、まず気になる部分が目に入る。写真に写った自分が、受け入れられない。
この状態でよくあるのが、他人には決して言わない言葉を、自分には言っているということです。
そして、自分に向けた言葉には、誰も止めに入りません。
同じ言葉を、友人に言えるか
確かめる方法があります。
頭の中で自分に言っている言葉を、そのまま書き出す。そして、同じ言葉を友人に言えるかどうかを考えてみる。
ほとんどの場合、言えません。関係が壊れる水準の言葉だからです。それを毎日、自分に向けている状態が続いています。
しかも、回数が多い。鏡を見るたび、写真を見るたび。他人からの言葉より、はるかに頻繁です。
厳しくしても、良くはならない
自分に厳しくすれば改善する、という感覚があります。ただ、外見に関しては、これが働きません。
- 判断が鈍る。自己評価が低いと、似合うものを選べなくなります。
- 手入れが楽しめなくなる。義務や、粗を隠す作業になります。
- 行動が減る。写真を避ける、外出が減る。結果として、経験も減ります。
厳しさは、外見を良くする方向には働きません。
それどころか、手入れを続ける力を削ります。うまくいっていないと感じている状態では、何をやっても効果が見えません。
友人に言う言葉を、自分に言う
対処は、言葉を借りることです。
同じことを友人が言っていたら、何と返すか。それを書いて、そのまま自分に言う。
甘やかしではありません。他人に使っている基準を、自分にも適用するというだけです。この非対称のほうが、不自然だと考えてください。
慣れないうちは、声に出すと効きます。頭の中だけだと、厳しい声のほうが大きくなります。
写真の自分は、見慣れていないだけ
写真が受け入れられない、という話について。
ふだん見ているのは鏡の中の自分で、写真は左右が逆になっています。見慣れているものと違うので、違和感が出る。これは多くの人に共通します。
つまり、写真の自分に違和感があるのは、外見の問題とは限りません。見慣れの問題であることが、かなりあります。
同じ理由で、写真を見る回数が増えると、違和感は減ります。避けるほど、慣れる機会がなくなります。
手入れは、評価と切り離す
もう1つ、効くことがあります。
評価とは関係なく、自分の気分が上がる1つを取り入れる。人に見せない部分から始めると、やりやすい。
誰かに褒められるためではなく、自分のためにやるという形にできると、外見との関係が変わります。
強く苦しい場合は、相談を
最後に、これは書いておきます。
外見のことが頭から離れない、食事や体重のことで生活に支障が出ている。こうした状態が続いているなら、考え方の工夫では届きません。
まとめ
- 自分に向けた言葉には、誰も止めに入らない
- 他人からの言葉より、回数がはるかに多い
- 厳しさは、判断を鈍らせ、手入れを続ける力を削る
- 友人に言う言葉を、声に出して自分に言う
- 写真の違和感は、見慣れの問題であることが多い
- 生活に支障が出ているなら、工夫では届かない。相談先がある
医療機関や公的な相談窓口があります。早いほど、楽になります。自分の状態は、ルッキズム診断で確認できます。