経済の足場がないと、関係の中で言いたいことが言えなくなる
責める話ではありません。育児、介護、体調。事情はいくらでもあります。ただ、離れる選択ができないと、関係の中で我慢が続きます。
- こんな人に
- 生活のお金を人に頼っている人
- 結論
- 責める話ではなく条件の話。離れられる状態だと、対等に話せる
- 読む時間
- 約2分
生活のお金を、自分では回せていない。誰かに支えてもらっている。
これ自体を責める話ではありません。育児、介護、体調、時期。事情はいくらでもあります。ただ、押さえておきたい構造があります。
ここで扱うのは、努力の話ではなく、条件の話です。
離れる選択が、事実上できなくなる
経済の足場がないと、何が起きるか。
関係が悪くなっても、離れられません。そして、離れられないと分かっていると、言いたいことが言えなくなります。
理不尽を我慢し続ける理由の多くは、性格ではなくここから来ています。これは条件の問題です。
そして、相手に悪意がなくても起きます。支えている側が意識していなくても、離れられない側は、それを分かって行動します。
「離れられる」ことと、「離れる」ことは別
誤解されやすい点です。
足場を作ることは、離れる準備をすることではありません。離れられる状態にあると、対等に話せるというだけです。
実際、選択肢がある人ほど、関係が長く続きます。我慢で続いている関係のほうが、あるとき急に終わります。
それに、言えるようになると、関係の質が上がります。不満が小さいうちに出るので、大きくなる前に片づきます。
始め方は、自分名義の口座から
いますぐ働き方を変えられなくても、方向は作れます。
- 自分名義の口座に、少しずつでも残す。金額より、あること自体が効きます。
- 毎月の生活費と、自分で用意できる額を並べて書く。現状を数字にする。
- 働き方の選択肢を、調べておく。使わなくても、あることが支えになります。
数字にすると、不安の総量が減ります。分からないままだと、いくらでも大きくなるからです。
目安として、3か月分の生活費が自分名義にあると、選択肢の感覚が変わります。金額そのものより、この感覚のほうが効きます。
分担していることと、できないことを分ける
もう1つ、関連する話を。
家計を任せている、手続きを任せている。分担していること自体は問題ありません。効率としては正しい。
ただ、「任せている」と「できない」は別です。できない状態だと、相手がいなくなったときに何も動かせません。1つずつ、できる状態にしておくだけで、選択肢が残ります。
とくに、家計の全体像を一度見ておく。収入、固定費、資産の置き場所。任せたままでも、知っているかどうかで違います。
生活が苦しい場合は、制度が先
最後に、これははっきり書いておきます。
収入が足りない、生活が回らない。これは心構えの問題ではありません。
自治体の相談窓口、生活支援の制度、法テラス。知っている人しか使えない仕組みがあります。調べるだけなら、今日できます。
まとめ
- 支えてもらうこと自体は責める話ではない。条件の話として見る
- 離れられないと、関係の中で言いたいことが言えなくなる
- 相手に悪意がなくても起きる
- 「離れられる」ことと「離れる」ことは別。選択肢があるほうが続く
- 自分名義に3か月分あると、選択肢の感覚が変わる
- 生活が回らないのは心構えの問題ではない。制度を先に調べる
自分の状態は、自立性診断で確認できます。