決めてもらった選択は、うまくいかないと相手のせいになる
人に決めてもらうほうが楽ではあります。ただ、うまくいかなかったときに相手のせいになり、その気持ちが関係を傷めます。小さいことから決める話です。
- こんな人に
- 大事なことを人に決めてもらいがちな人
- 結論
- 情報と意見はもらい、判断は自分でする。聞き方を1つ変えるだけでいい
- 読む時間
- 約2分
大きな決断を、人に委ねてしまう。相談のつもりが、いつのまにか判断まで預けている。
その場は楽です。責任も分散します。ただ、あとから効いてくるものがあります。
そして、効いてくるのは自分の側だけではありません。
うまくいかなかったときに、何が残るか
決めてもらった選択が、うまくいかなかった場合。
「あの人がそう言ったから」が残ります。本人にそのつもりがなくても、頭のどこかでそう思ってしまう。
そして、その気持ちは伝わります。関係のほうが傷みます。相手は良かれと思って言っただけなので、なおさら厄介です。
そのうえ、相手の側にも負担が残ります。結果が悪かったとき、責任を感じるからです。次から、意見を言うのをためらうようになります。
自分で決めた失敗は、引き受けられる
逆に、自分で決めた場合はどうか。
うまくいかなくても、納得して引き受けられます。誰のせいにもならない。そして、次の判断の材料になります。
この差は、思っているより大きい。同じ失敗でも、残るものがまったく違います。
残るものを並べると、はっきりします。
- 決めてもらった失敗。不満と、相手への感情が残る。次に活かせる材料は少ない。
- 自分で決めた失敗。判断の材料が残る。次は精度が上がる。
相談と、判断を分ける
相談してはいけない、という話ではありません。むしろ、相談は必要です。
分けるのは、こうです。情報と意見はもらう。判断は自分でする。
聞き方を変えると、自然にこうなります。「どうしたらいい?」ではなく、「こうしようと思うけど、どう思う?」。
この聞き方には、もう1つ利点があります。相手が答えやすい。ゼロから考えるより、案に対して意見を言うほうがずっと楽だからです。
小さいことから、練習する
決める力は、大きな場面でいきなり使えるものではありません。
- 今日の昼食を、人に合わせずに選ぶ。
- 休日の過ごし方を、自分で決める。
- 買うものを、その場で決める。
どれも小さいことですが、判断の筋肉は使われます。そして、小さな決定を重ねた人のほうが、大きな決定でも迷いません。
コツは、決めた理由も一言つけることです。「時間がないから、これ」。理由まで自分で言うと、判断として残ります。
決めた結果を、責めすぎない
最後に。決める練習を始めると、当然うまくいかないこともあります。
そこで自分を責めると、また人に預けたくなります。練習中だと考えてください。判断は、外した回数だけ精度が上がります。
まとめ
- 決めてもらった選択は、うまくいかなかったときに相手のせいになる
- 相手の側にも責任感が残り、次から意見を言いにくくなる
- 自分で決めた失敗だけが、次の判断の材料になる
- 情報と意見はもらう。判断は自分でする
- 「どうしたらいい?」ではなく「こうしようと思うけど、どう思う?」
- 小さいことから練習する。決めた理由も一言つける
自分の状態は、自立性診断で確認できます。