すべてを助けようとすると続かない。引き受ける前に3つ聞く
すべてを助けようとすると、続きません。そして、助けが必要ない場面で動くと、相手の力を奪うことがあります。見極めの基準についての話です。
- こんな人に
- 困っている人を放っておけない人
- 結論
- 選ぶことは冷たさではなく、続けるための条件。引き受ける前に3つ聞く
- 読む時間
- 約2分
困っている人を見ると、動いてしまう。この性質は、確実にまわりを助けています。
ただ、すべてを助けようとすると、続きません。そして、続かない助けには別の問題があります。
つまり、選ぶことは冷たさではなく、続けるための条件です。
途中で止まる助けは、始めないより悪いことがある
これは、あまり語られない点です。
引き受けたものの、量が増えて途中で放り出す。相手は、あてにしていた分だけ困ります。そして、次に頼る相手を探し直すことになる。
だから、引き受ける前に選ぶことが、助ける側の責任でもあります。
そして、途中で降りるより、最初に断るほうが親切です。相手は、別の手段を探す時間を確保できます。
見極める3つの質問
- これは、自分がやるべきか。他にできる人がいないか。仕組みで解決できないか。
- 自分の余力の中に収まるか。いまの持ち分を確認する。3秒で足ります。
- 相手の課題を奪っていないか。相手が自分でできることを、代わりにやろうとしていないか。
3つ目が、いちばん見落とされます。良かれと思ってやっていることが、相手の機会を減らしていることがあります。
判断に迷ったら、「相手は助けを求めているか」を見てください。求められていない助けは、たいてい3つ目に当たります。
助けないという選択も、選択である
動かないことに、罪悪感を持つ必要はありません。
いま動かないのは、動けるときに動くためでもあります。全部に手を出して消耗すると、本当に必要な場面で動けません。
ただ、1つだけ工夫があります。動かないと決めたときは、理由を一言添える。「いまは手が回らない」で足ります。それがないと、冷たさとして受け取られます。
そして、断るのは早いほどいい。考えているうちに、相手は期待を積み上げます。
直接助けなくても、できることがある
選択肢は、やるかやらないかの2つではありません。
- 人につなぐ。できる人を紹介する。これも助けです。
- 情報を渡す。やり方だけ伝えて、実行は相手に任せる。
- 一部だけ引き受ける。全部でなくてよい。
全部か、ゼロかにしない。この選択肢を持っていると、引き受けられる回数が増えます。
とくに「人につなぐ」は、いちばん効率がいい。自分がやるより速く、相手にとっても良い結果になることがあります。
3回やったら、仕組みにする
最後に、いちばん効く習慣を。
同じ助けを3回やったら、手順にして人に渡せる形にする。
個人技でやっていると、量が減りません。そして、あなたが抜けたときに止まります。仕組みにすると、量が減って、しかも助けが続きます。
まとめ
- 選ぶことは冷たさではなく、続けるための条件
- 途中で降りるより、最初に断るほうが親切
- 「自分がやるべきか」「余力に収まるか」「機会を奪わないか」で見る
- 求められていない助けは、たいてい相手の課題を奪っている
- 断るなら早く。理由を一言添える
- 全部かゼロかにしない。つなぐ・情報を渡す・一部だけ引き受ける
自分の助け方は、ヒーロー診断で確認できます。