同じ助けを3回やったら、手順にして人に渡す
個人技で助け続けると、量が減らず、しかもあなたが抜けたときに止まります。仕組みにすると、量が減って助けも続きます。
- こんな人に
- 頼られすぎて回らなくなった人
- 結論
- 同じ助けを3回やったら、手順にして人に渡せる形にする
- 読む時間
- 約2分
頼られるのはうれしい。ただ、量が増えて回らなくなってきた。
このとき、多くの人は断る努力をしようとします。それも必要ですが、もっと効く方法があります。
断る努力だけだと、相手も自分も消耗します。頼む側は毎回迷い、こちらは毎回判断することになる。
同じ助けを、何回やっているか
まず、数えてみてください。
同じ種類の助けを、何回やっているか。同じ質問、同じ作業、同じ調整。3回を超えているものが、たいていいくつかあります。
ここが、量を減らせる場所です。
数えると、思っているより偏っています。多くの場合、上位3種類で全体の半分以上を占めます。
3回やったら、手順にする
ルールにしておくと、実行できます。
同じ助けを3回やったら、手順にして人に渡せる形にする。
書くのは数行で構いません。やり方、注意点、連絡先。渡せる形にした時点で、あなたがやらなくてよくなります。
書く項目は、この4つで足ります。
- どういうときに使うか。
- やる順番。
- つまずきやすい場所。
- どうしても分からないときの連絡先。
仕組みにすると、助けが続く
この方法には、もう1つの利点があります。
個人技でやっていると、あなたが抜けたときに止まります。異動、退職、体調。いつか必ず来ます。
仕組みにしておけば、あなたがいなくても続きます。助けたかった相手にとっては、こちらのほうが確実です。
それに、手順があると相手も聞きやすくなります。人に聞くのは気を使いますが、資料を見るのは気を使いません。
無理をしていることは、外からは見えない
量が減らない、もう1つの理由があります。
無理をして間に合わせていることは、外からは見えません。回っているように見えるので、依頼が減りません。
だから、無理をしたときは、そう伝える。「今回はかなり無理をしました」。これを言わないと、次も同じ量が来ます。
断る枠を、先に決める
断ることについても、方法があります。
その場で判断すると、たいてい引き受けます。だから、先に決めておく。「今月はここまで」「週に2件まで」。
枠が決まっていると、断るのが判断ではなくルールになります。感情を使わずに済みます。
枠は、人に伝えておくと摩擦が減ります。断る場面で初めて言うと、断るための口実に聞こえます。
消耗した状態では、助けられない
最後に。
助けたい気持ちがある人ほど、限界まで引き受けます。ただ、消耗した状態では、判断も精度も落ちます。
まとめ
- 断る努力だけでは、頼む側も自分も毎回消耗する
- 同じ助けを数えると、上位3種類で半分以上を占めることが多い
- 3回やったら手順にする。使う場面・順番・つまずき・連絡先の4つ
- 手順があると、相手も人に聞くより気楽に動ける
- 個人技は、自分が抜けたときに止まる。仕組みなら続く
- 断る枠を先に決めて、人にも伝えておく
長く助けたいなら、量の管理は優しさの一部です。自分の状態は、ヒーロー診断で確認できます。