都合の悪いことを、こちらから先に伝えると扱いが変わる
紳士的であることと、口当たりが良いことは別です。言わずに済ませると、あとで分かったときの損が大きくなります。
- こんな人に
- 都合の悪いことを言い出せない人
- 結論
- 先に出すと同じ事実でも扱いが変わる。事実・影響・対応の3つで
- 読む時間
- 約2分
自分に不利な事実がある。言わなくても、たぶん分からない。
ここでの判断が、長期の信用を決めます。
そして、この判断は誰にも見られていません。だからこそ、差がつきます。
言わずに済ませると、あとで高くつく
短期的には、言わないほうが楽です。角も立ちません。
ただ、あとから分かったときの損が大きい。内容そのものより、「言わなかった」という事実のほうが問題になります。
そして、一度そうなると、それ以降の発言すべてが疑われます。「他にも言っていないことがあるのでは」と。
しかも、あとから分かる確率は、思っているより高い。関係が続くほど、情報は別のところから入ってきます。
先に出すと、扱いが変わる
逆に、こちらから先に出した場合。
同じ事実でも、まったく別の受け取られ方をします。「正直な人だ」という記録になる。
そして、そのあとの主張が通りやすくなります。不利なことも言う人の言葉は、重く扱われます。
これは、不利な情報を出せる人は少ないからです。少ないものは、それだけで価値になります。
伝え方は、3つに分ける
出し方にも、順番があります。
- 事実。何が起きたか。感想を混ぜない。
- 影響。それによって、何が起きるか。
- 対応。どうするつもりか。ここまでセットにする。
3つ目があると、報告が相談になります。事実だけを投げると、受け取る側が困ります。
早さも、内容と同じくらい効きます。分かった時点で出す。整ってから伝えようとすると、たいてい手遅れになります。
言い訳を、混ぜない
いちばんやりがちな失敗です。
事実と一緒に、やむを得なかった理由を並べてしまう。気持ちは分かりますが、これは逆効果です。
受け取る側には、責任を回避しようとしているように聞こえます。事実と対応だけを出すほうが、はるかに信用されます。
背景の説明が必要な場合は、順番を変える。事実と対応を先に言って、聞かれてから経緯を話す。同じ内容でも、言い訳には聞こえません。
紳士的であることと、口当たりの良さは別
最後に、この記事の要点を。
丁寧であることと、何も言わないことは違います。言うべきことを、丁寧に言う。これが両立している人が、いちばん信用されます。
作法が身についている人ほど、不利な事実を伝えても荒れません。持っている力を、使わないのはもったいない。
まとめ
- 言わずに済ませると、内容よりも「言わなかった」ことが問題になる
- 一度そうなると、それ以降の発言すべてが疑われる
- 先に出すと同じ事実でも扱いが変わり、そのあとの主張が通る
- 伝えるのは、事実・影響・対応の3つ。対応があると相談になる
- 言い訳を混ぜない。経緯は、聞かれてから話す
- 整ってから伝えようとせず、分かった時点で出す
自分の状態は、紳士診断で確認できます。