「無理に決まっている」を「何があれば可能か」に変える
時間もお金もない、年齢的に遅い。内容はたいてい事実です。だから否定しても意味がありません。同じ力を、設計の側に向ける話です。
- こんな人に
- 条件を並べて動けなくなる人
- 結論
- 条件を見る力は強み。「無理」を「何があれば可能か」に書き換える
- 読む時間
- 約3分
やりたいことを思いついた次の瞬間に、条件が並びます。時間がない、お金がない、いまの年齢では遅い、家族の事情がある。
ここでよく言われるのが「そんなことを考えるからできない」です。この助言は、あまり役に立ちません。並べた条件が、たいてい事実だからです。
そして、事実を否定されると、話が終わります。だから、この助言は届きません。
条件を見る力は、強み
まず、そこは認めておきます。条件を先に見られるのは能力です。この力がない人は、始めてから詰まります。
問題は、その力の向きです。いまは、試す前の停止に使われている。同じ力を設計に向けると、まったく別の働きをします。
実際、条件を見られる人ほど、始めたあとが安定します。想定外が少ないからです。
書き換えは、1文でできる
やることは単純です。「無理」と思ったら、「何があれば可能か」に書き換える。
- 「時間がない」→「週に何時間あればできるか」。必要量が分かると、作れるかどうかが判断できます。
- 「お金がない」→「いくらあれば始められるか」。初期費用と継続費用に分けると、意外と小さいことがあります。
- 「年齢的に遅い」→「この年齢で始めた人はいるか」。調べれば、たいていいます。
答えが出ないこともあります。それでも、「無理」よりは前に進んでいます。何が足りないかが特定できたからです。
もう1つ、「誰かが代わりにできる部分はあるか」も効きます。全部を自分でやる前提だと、条件が厳しくなりすぎます。
規模を10分の1にする
もうひとつ、効く手があります。
やりたいことの規模を、10分の1にしてみる。店を開くのが無理なら、月1回の間借りはどうか。独立が無理なら、副業で1件だけ受けてみる。
全部でなければできることは、たいていあります。そして、小さく試すと、本当に必要な条件が分かります。想像していた条件と違うことも多い。
そして、10分の1で試すと、続けられるかどうかも分かります。条件がそろっても、続かなければ意味がありません。
本当に無理なら、時期を決めて保留する
条件を見た結果、いまは本当に難しい、という結論になることもあります。
そのときは、やめるのではなく、時期を決めて保留する。「子どもが小学校に上がったら」「ローンが終わったら」。日付や条件を書いておく。
保留とあきらめは違います。保留には、再開の予定があります。書いておけば、そのときに思い出せます。
書くときは、再開の条件を1つだけにする。3つ書くと、どれも満たされないまま終わります。
条件が変わることもある
最後に。条件は固定ではありません。
制度が変わる、技術が変わる、生活が変わる。5年前に無理だったことが、いまは可能になっていることがあります。
保留にしたものを、年に一度だけ見直す。それだけで、動ける時期を逃さずに済みます。
まとめ
- 並べた条件はたいてい事実。否定されると話が終わる
- 条件を見られる人ほど、始めたあとが安定する
- 「無理」を「何があれば可能か」に書き換える
- 「誰かが代わりにできる部分はあるか」も効く
- 規模を10分の1にすると、必要な条件と続くかどうかが分かる
- 保留するなら、再開の条件を1つだけ書いておく
自分の止まり方は、心のブロック(夢・目標)診断で確認できます。