正しいことを言っているのに、誰も動かないとき
正論だけでは動きません。「こうなったらいい」を、具体的な場面として1つ言えるようにする話です。
- こんな人に
- 正論を言っても人が動かない人
- 結論
- 正しさは納得を作るが動かさない。行き先を「場面」として1つ語る
- 読む時間
- 約2分
正しいことを言っているのに、誰も動かない。
このとき足りていないのは、たいてい行き先の絵です。
正しさは、聞いた人を納得はさせますが、動かしません。この2つは別のことです。
正しさは、動く理由にならない
「これが問題です」「このままではまずい」。
これらは正しいことが多い。ただ、正しさは、人を動かす力としては弱い。動くのは、その先が見えたときです。
そして、問題の指摘だけが続くと、聞く側は疲れます。
そして、疲れた人は指摘そのものを避けるようになります。正しいことを言い続けた結果、聞かれなくなる。これは、よく起きます。
場面として、語る
具体的な一手です。
「こうなったらいい」を、場面として1つ言えるようにする。
「効率が上がります」ではありません。「金曜の夕方に、この確認作業がなくなります」。想像できる形にすると、伝わり方が変わります。
場面にするときの目安は、この3つです。
- 時間が入っている。「金曜の夕方に」「朝いちばんに」。
- 人が入っている。誰が、どうなっているか。
- いまとの違いが分かる。比べる対象があると、価値が伝わります。
大きさより、具体性
よくある誤解を1つ。
壮大な話である必要はありません。むしろ、大きすぎると自分ごとにならない。
手が届きそうで、いまとは違う。この距離感が、いちばん人を動かします。
目安としては、半年から1年で届く範囲。それより先の話は、自分の予定と結びつきません。
自分が信じていないと、伝わらない
ここが、いちばん重要な部分です。
言葉のうまさより、本気かどうかのほうが伝わります。技術で作った話は、聞く側にも分かります。
だから、自分が本当にそうなってほしいと思っていることだけを語る。無理に大きくしない。
語ったら、最初の一歩を出す
実行の話も1つ。
語るだけで終わると、次から聞かれなくなります。行き先を示したら、最初の一歩まで言う。
「来週、まずこれをやります」。ここまであると、人がついてきます。
そして、最初の一歩は自分がやる。人に振ると、語っただけの人になります。ここは、ほとんど例外がありません。
行き先は、更新していい
最後に。
状況が変われば、行き先も変わります。変えることは、ぶれではありません。
まとめ
- 正しさは納得を作るが、人を動かす力としては弱い
- 「こうなったらいい」を、時間と人が入った場面として1つ言う
- 壮大さより具体性。半年から1年で届く距離がいちばん動く
- 本気で思っていることだけを語る。技術で作った話は伝わる
- 語ったら最初の一歩まで言い、その一歩は自分がやる
- 行き先は更新していい。ただし、変えたときは黙らずに言う
ただし、変えたときは、そう言う。黙って変えると、信用が減ります。自分の型は、カリスマキャラ診断で確認できます。