語る量と、やった量が合っているか
話す力があるほど、実績より先に期待が育ちます。差が開くほど、あとで戻すのが難しくなります。
- こんな人に
- 話す力があり期待されやすい人
- 結論
- 「言ったこと」と「終わったこと」を2列で並べて、差を見る
- 読む時間
- 約2分
話す力があると、実績より先に期待が育ちます。
そして、この差は、開くほど戻しにくくなります。
そして、差が開いていること自体は、誰も教えてくれません。
期待だけが先に育つ仕組み
構造としては、こうです。
話がうまい人は、やる前に評価されます。そして、評価されると、さらに語る機会が増える。
ここで実行が追いつかないと、期待と実態の差が広がります。しかも、本人にはその差が見えにくい。
なぜ見えないかというと、語った時点の手応えが記憶に残るからです。話したときの反応がよかったので、進んだ気がしてしまう。
いちばん静かな崩れ方
差が開いたときに起きることを、書いておきます。
- 近くの人から離れる。実態を知っているのは、近い人だからです。
- 面と向かっては、言われない。だから、気づくのが遅れます。
- 一度崩れると、話も効かなくなる。同じ言葉が、白々しく聞こえます。
このうち1つ目がいちばん早く起きます。そして、いちばん痛い。実態を知っている人ほど、静かに距離を取ります。
語ったことを、記録する
確認の方法は、単純です。
今月語ったことと、実際にやったことを並べて書く。
差が大きければ、語る量を減らすか、やる量を増やす。どちらでも構いません。差が縮まればいい。
書き方は、2列で足ります。左に「言ったこと」、右に「終わったこと」。右が埋まらない項目が続いているなら、それが差です。
小さくても、やり切ったものを言う
もう1つの方法を。
大きな構想より、完了した小さいことを言う。「これをやりました」のほうが、信用が積み上がります。
そして、やり切った実績があると、大きい話も通ります。順番の問題です。
それに、完了したことは反論されません。構想は評価が分かれますが、終わったことは事実として残ります。
できないことは、できないと言う
ここが、いちばん効きます。
期待に応えようとして、できない約束をしない。その場では喜ばれますが、あとで大きく減ります。
「そこはできません」と言える人のほうが、結果として長く信用されます。
断り方も、はっきりしているほど信用になります。「それはできません。代わりに、ここまでならできます」。代案があると、断りが後退に見えません。
影響力は、預かりもの
最後に。
人が集まる力は、便利であると同時に責任を伴います。動かした結果は、動いた人が引き受けることになる。
まとめ
- 話す力があるほど、実績より先に期待が育つ
- 差が見えないのは、語ったときの手応えが記憶に残るため
- 差が開くと、実態を知っている近い人から静かに離れる
- 「言ったこと」と「終わったこと」を2列で並べて確認する
- 大きな構想より、完了した小さいことを言う。完了は反論されない
- できない約束をしない。断るときは代案を添える
中身が伴っているかを、定期的に確認してください。自分の型は、カリスマキャラ診断で確認できます。