休日が全部埋まっている。楽しい予定でも、休息にはならない
楽しい予定であっても、埋まっている時間は休息ではありません。空白が落ち着かない理由と、月に1回の半日から慣れていく方法です。
- こんな人に
- 休日が予定で埋まっている人
- 結論
- 楽しい予定は消費する側。何も決めない半日を、月1回だけ作る
- 読む時間
- 約3分
休日の予定を見返すと、朝から夜まで埋まっている。しかも、全部やりたかったことだ。
それでも、月曜に疲れが残っている。楽しい予定であっても、埋まっている時間は休息ではありません。
そして、楽しかったぶん、疲れの原因として疑われません。
休息と、楽しい予定は別のもの
ここを分けておくと、扱いやすくなります。
- 楽しい予定。気分は上がります。ただ、移動も判断も人との調整も発生します。消費する側の活動です。
- 休息。予定がなく、決めることがなく、誰にも合わせない時間。回復する側です。
両方要ります。ただ、前者だけで週末が終わっていると、回復の時間がゼロになります。
見分ける方法があります。その予定に、判断や調整が含まれているか。集合時刻、移動、相手への配慮。含まれているなら、消費する側です。
空白が落ち着かない理由
では、なぜ埋めてしまうのか。理由はいくつかあります。
- 止まると取り残される気がする。足りない感覚から来ています。
- 何もしないことが、無駄に思える。時間を成果で測る癖です。
- 考えたくないことがある。空白ができると、頭が動き出してしまう。
3つ目が理由の場合、埋めることは対処として機能しています。無理に空白を作ると、考えたくないことが出てきます。その場合は、順番を変えたほうがいい。
順番というのは、考えたくないことのほうを先に扱うということです。人に話す、書き出す、必要なら相談する。そのあとなら、空白が休息になります。
月に1回の半日から
始め方は、小さくします。
何も予定のない半日を、月に1回だけ作る。予定を入れない、という予定を入れます。
最初は落ち着きません。それが普通です。数回やるうちに、慣れてきます。慣れると、その半日がいちばん効くようになります。
このとき、誰にも予定を伝えない。伝えると、埋まります。
空白を、少しだけ助ける
完全な空白がつらい場合、補助輪を使う手があります。
- 歩く。動いているので落ち着かなさが減り、しかも何もしていない状態が保てます。
- 単純作業をする。皿洗い、片づけ、草むしり。頭が空きます。
- 目的のない場所に行く。買うものを決めずに店に入る、行き先を決めずに乗る。
「何もしない」より「何も決めない」のほうが、入りやすいことがあります。
予定は、減らすより先に「入れない日」を決める
実務的なコツを1つ。
予定を減らそうとすると、その都度の判断になります。誘われたら断りにくい。先に「この日は入れない」と決めておくほうが確実です。
カレンダーに空白の予定として入れておくと、自分でも見えます。
名前をつけておくとさらに強くなります。「予定なし」ではなく「休息」。空欄に見えると、自分でも上書きしてしまいます。
足りない感覚が、埋める理由なら
最後に。空白を埋める背景に、足りない感覚があることは多い。
この場合、どれだけ埋めても満たされません。予定を増やしても、比較の対象が増えるだけです。
効くのは、「これがあれば十分」と言えるものを言葉にすること。足るを知る側から手をつけるほうが、早いことがあります。自分の状態は、スローライフ診断で確認できます。