断水して最初に困るのは、水でも食料でもなくトイレ
断水すると、水や食料より先に問題になります。停電時に使えるのは現金だけです。自宅にとどまる選択肢を持つための備えをまとめました。
- こんな人に
- 備蓄を水と食料だけで考えている人
- 結論
- 断水で最初に困るのはトイレ。簡易トイレを人数×数日分
- 読む時間
- 約2分
備蓄というと、水と食料が思い浮かびます。ただ、実際に最初に困るのは、別のところです。
そして、ここは代わりが効きません。
トイレは、待てない
断水すると、トイレが使えなくなります。そして、これは数時間で問題になります。
食料は数日待てます。水も、ある程度は我慢できます。トイレだけは、待てません。
しかも、使えない状態で無理に流そうとすると、配管が詰まって状況が悪化することがあります。建物の配管が損傷している可能性もあるので、確認できるまでは流さないのが基本です。
集合住宅では、下の階に影響が出ることがあります。自分の部屋の問題では済みません。
簡易トイレを、人数×日数分
対策は単純です。簡易トイレを用意する。
量の目安は、家族の人数 × 数日分。1人1日5回として計算すると分かりやすい。かさばりませんし、期限も長い。
置き場所は、トイレの近くに。使い方を一度読んでおくと、そのときに慌てません。
あわせて、使用後の保管方法も確認しておいてください。回収まで日数がかかることがあります。
停電時に使えるのは、現金だけ
もう1つ、見落とされやすいものです。
停電すると、カードも電子決済もATMも止まります。使えるのは現金だけ。
大きな額は要りません。数日分の買い物ができる程度。小額紙幣で持っておくと、おつりの心配がありません。
そして、公衆電話も現金や硬貨で使えます。10円玉を少し混ぜておくと、通信が止まったときの手段になります。
明かりと、常備薬
- 明かり。懐中電灯より、置いて使えるランタン型のほうが実用的です。人数分あるとなお良い。
- 常備薬。少し多めに手元に。処方薬は、医師に相談して余裕を持たせる方法があります。
- 衛生用品。ウェットティッシュ、口をすすげるもの。水が使えない期間に効きます。
もう1つ、ポリ袋とラップが役に立ちます。食器にかぶせれば洗い物が出ず、汚れ物の処理にも使えます。
在宅避難という選択肢を、持つ
これらの備えがあると、自宅にとどまる選択肢が持てます。
避難所は混みますし、環境も厳しい。自宅が無事なら、とどまるほうが安全で楽なことが多い。
とくに、小さい子ども、高齢の家族、ペット、持病がある人がいる家庭では、この選択肢の有無が大きな差になります。
普段の生活で使えるものを選ぶ
最後に、続けるコツを。
普段も使えるものを選ぶと、備えが古くなりません。ランタンはキャンプでも使えますし、ウェットティッシュは日常でも減ります。
使いながら買い足す形にしておくと、期限切れを防げます。特別なものをしまい込むより、確実です。
まとめ
- 断水で最初に困るのはトイレ。数時間で問題になり、代わりが効かない
- 配管の損傷がありうるので、確認できるまで流さない
- 簡易トイレを人数×数日分。使い方と保管方法も一度読んでおく
- 停電時に使えるのは現金だけ。小額紙幣と、公衆電話用の硬貨
- 明かりは置いて使えるランタン型。常備薬は少し多めに
- 普段も使えるものを選び、使いながら買い足す
自分の備えは、防災対策診断で確認できます。