備蓄に、特別なものを買わなくていい
ふだん食べているものを多めに置き、使いながら買い足す。この形にすると、期限切れを防げて、費用も分散します。始め方の話です。
- こんな人に
- 備蓄を始めたいが続かない人
- 結論
- ふだん食べているものを多めに置き、使いながら買い足す
- 読む時間
- 約3分
備蓄をしようと思って、非常食を調べる。値段を見て、そのままになる。
よくある流れです。ただ、特別なものを買う必要はありません。
むしろ、特別なものを買うと続きません。高く、期限が来て、口にも合わないからです。
使いながら買い足す
考え方は単純です。ふだん食べているものを、少し多めに置く。そして、使ったら買い足す。
この形にすると、3つの利点があります。
- 期限切れがない。常に消費しているので、古くなりません。
- 費用が分散する。まとめて買わないので、負担が小さい。
- 口に合う。ふだん食べているものなので、非常時にも食べられます。
最後の点は、意外と重要です。慣れないものは、ストレスのかかる状況では食べにくくなります。
とくに、子どもと高齢の家族には効きます。食べ慣れないものを、そういう状況で受け付けないことがあります。
まず、水から
優先度がいちばん高いのは水です。
目安として、1人1日3リットルがよく挙げられます。飲用だけでなく、調理や衛生にも使うためです。
ペットボトルの水を、いつもより1ケース多く置いておく。飲んだら買い足す。これだけで始められます。
あわせて、風呂の水をためておく習慣も有効です。飲用にはできませんが、トイレや洗浄には使えます。
次に、火を使わずに食べられるもの
停電やガスの停止を想定すると、調理が要らないものが役に立ちます。
- そのまま食べられる缶詰。魚、豆、果物。
- 常温で保存できるパンや菓子。
- レトルト食品。温めなくても食べられるものを選ぶ。
- 栄養補助食品。かさばらず、期限も長い。
カセットコンロがあると選択肢が広がりますが、まずは火なしで食べられるものから。
それと、缶切りが要らないものを選ぶ。道具が見つからないと、あっても食べられません。
食料以外で、必要なもの
- 電池。使う機器のサイズを確認して、それに合うものを。
- ラップとポリ袋。食器を汚さずに使えます。水が貴重な状況で効きます。
- ウェットティッシュ。手も体も拭けます。
- ゴミ袋。用途が多い。多めにあって困りません。
量の目安と、置き場所
一般的には3日分、可能なら1週間分が目安とされます。地域や住まいで変わるので、自治体の案内も確認してください。
置き場所は、1か所にまとめないほうが安全です。1か所が使えなくなっても、別の場所から取り出せます。
そして、持病の薬と、常用しているものは忘れられがちです。食料より優先度が高い場合もあります。
年に1回、点検する
最後に。使いながら買い足す形にしていても、点検は要ります。
年に1回、日を決めて確認する。期限、電池の劣化、家族構成の変化。子どもが成長すれば必要量が変わりますし、家族が増えれば当然変わります。
まとめ
- 特別なものを買うと、高く、期限が来て、口にも合わず続かない
- ふだんのものを多めに置き、使いながら買い足す
- 水は1人1日3リットルが目安。風呂の水も生活用に使える
- 火を使わずに食べられるもの、缶切りの要らないものを選ぶ
- 薬と常用品は忘れられがち。食料より優先度が高いこともある
- 置き場所は1か所にまとめない。年に1回、日を決めて点検する
防災の日など、覚えやすい日に紐づけておくと続きます。自分の備えは、防災対策診断で確認できます。