給与も貯金も同じ銀行。2つのリスクと、口座1つで済む対策
管理は楽ですが、保護の上限とシステム障害という2つのリスクがあります。別系統の口座を1つ作るだけで、両方に備えられます。
- こんな人に
- 給与も貯金も同じ銀行の人
- 結論
- 別系統に1口座、生活費1か月分。上限と障害の両方に備えられる
- 読む時間
- 約2分
給与も貯金も引き落としも、全部同じ銀行。管理は楽です。ただ、2つのリスクがあります。
どちらも、起きる頻度は低いが、起きたときに打つ手がないという性質のものです。
リスク① 保護の上限
預金保険という仕組みがあり、金融機関が破綻した場合でも一定額までは保護されます。ただし、保護には上限があります。
金額が大きい人は、上限額を調べて、自分の残高と比べておく。超えているなら、分けておくと安心です。
制度の詳細や金額は変わりうるので、金融機関や公的機関の最新の情報でご確認ください。
なお、普通預金と定期預金をまとめて数える点に注意が要ります。同じ金融機関の中で口座を分けても、上限の扱いは変わりません。
リスク② その日に引き出せない
こちらのほうが、実際に起きる頻度は高い。
システム障害で、その日に入出金ができない。実際に起きています。給与の入金が遅れる、引き落としができない、ATMが使えない。
1行に集中していると、その日は打つ手がありません。別系統の金融機関に1口座あるだけで、しのげます。
そして、障害はいつ復旧するか分かりません。数時間で戻ることもあれば、翌日以降になることもあります。待てるかどうかは、支払いの期限次第です。
対策は、1口座作るだけ
やることは単純です。
- 別系統の金融機関に、1口座作る。いま使っているのと違うグループを選ぶ。
- 生活費の1か月分を置いておく。それ以上でなくて構いません。
- カードを1枚、財布とは別に保管する。財布を落としたときの備えにもなります。
これで、上限の問題と障害の問題の両方に備えられます。
選ぶときは、系統を変えるのが要点です。同じグループだと、障害の影響を一緒に受けることがあります。
増やしすぎない
ただし、分ければ分けるほど良いわけではありません。
口座が増えると、把握できなくなります。使っていない口座は、不正に気づけない口座でもあります。手数料が引かれ続けることもあります。
2〜3行で十分です。用途を決めて、それぞれの役割を明確にしておく。
あわせて、使っていない口座は解約する。残高が少ないまま放置された口座は、把握からも監視からも外れます。
用途で分けると、管理が楽になる
分けるなら、用途で分けると使いやすくなります。
- 生活用。給与の受け取りと、引き落とし。
- 貯蓄用。手をつけないお金。
- 予備。障害時と緊急時。
この形にしておくと、いくら使っているかも把握しやすくなります。分散が、家計の管理にもつながります。
まとめ
- 1行集中には、保護の上限と、その日に引き出せないという2つのリスクがある
- 同じ金融機関なら、口座を分けても上限の扱いは変わらない
- システム障害のほうが、実際に起きる頻度は高い
- 別系統に1口座、生活費1か月分。それだけで両方に備えられる
- 分けすぎない。2〜3行で、用途を決めて使う
- 使っていない口座は解約する。把握からも監視からも外れる
自分の状態は、預金安全診断で確認できます。