最初の1杯を断るほうが、あとから断るより簡単
断ることに、理由の説明は要りません。それでも言いにくい場面のために、具体的な形をいくつか。
- こんな人に
- 飲み会でお酒を断りにくい人
- 結論
- 断るのに理由は要らない。最初の1杯を断るのがいちばん簡単
- 読む時間
- 約2分
飲みたくない。ただ、その場で断りにくい。
この状況には、いくつか具体的な対処があります。
前提として、断りにくさの大半は、その場の空気ではなく力関係から来ます。だから、対処も気合いではなく段取りの話になります。
まず、前提を1つ
飲酒の強要は、立場を使ったハラスメントとして扱われます。
そして、断るのに理由の説明は要りません。「飲みません」で足ります。
それでも言いにくい場面があるのは事実なので、以下は実用の話です。
最初の1杯が、いちばん簡単
いちばん効くのは、順番です。
最初の1杯を断る。飲み始めてから断るより、はるかに簡単です。
一度飲むと、「さっきは飲んでいたのに」という流れになります。最初に決めておく。
席に着く前が、いちばん簡単です。店に入るときに「今日は飲まないので」と一言。乾杯の場面になってからだと、全員の手が止まります。
使える形
- 「体質で飲めません」。それ以上は、たいてい聞かれません。
- 「今日は車です」。説明が不要で、押し返されません。
- 「薬を飲んでいます」。これも、追及されにくい。
- 最初から、別の飲み物を頼む。手に何か持っていると、勧められにくくなります。
詳しく説明しないほうが、止まります。理由を長く話すと、反論の余地ができます。
それでも押してくる相手には、同じ言葉を繰り返すのが効きます。新しい理由を出すと、そのたびに反論されます。「すみません、飲めないんです」を、表情を変えずに繰り返す。
断れない場は、場の側の問題
ここは、はっきり書いておきます。
断ると立場が悪くなる場は、個人の問題ではありません。
そして、そういう場では、断りにくいのが普通です。断れない自分を責める必要はありません。
そして、断りにくい場は、たいてい飲まない人が複数います。自分だけだと思っていることが多い。誰か一人が断ると、続く人が出ます。
記録しておく
強い言い方をされた場合の話を。
繰り返し強要される、断ったことで不利な扱いを受ける。こうした場合は、日時と内容を記録しておいてください。
社内の相談窓口や、労働局の相談コーナーがあります。無料で相談できます。
記録は、その日のうちに、事実だけ。日時、場所、同席者、言われた言葉。感想は分けて書いておくと、あとで使いやすくなります。
幹事の側でできること
最後に。
飲まない人の飲み物を、先に聞く。乾杯の音頭で「飲める人は」と言わない。
まとめ
- 飲酒の強要はハラスメント。断るのに理由の説明は要らない
- 断りにくさは空気ではなく力関係から来る。段取りで対処する
- 席に着く前に「今日は飲まないので」と言うのがいちばん簡単
- 理由は短く。押してくる相手には、同じ言葉を繰り返す
- 飲まない人は、たいてい自分だけではない
- 強要されたら、その日のうちに事実だけ記録する
これだけで、断る場面自体がなくなります。いまの距離感は、アルコール適性診断で確認できます。