お酒は、飲めるようになることを目標にしなくていい
アルコールを分解する働きには生まれつきの個人差があり、訓練では変わらないとされています。無理に飲む理由はありません。
- こんな人に
- お酒に弱いことを気にしている人
- 結論
- 分解する働きは体質差で、訓練では変わらない。飲めるようになる必要はない
- 読む時間
- 約2分
少し飲むだけで、顔が赤くなる。動悸がする。頭痛が出る。
これは、体質による反応です。
そして、この反応は努力や慣れの不足を意味しません。
訓練では、変わらない
まず、いちばん重要なことを。
アルコールを分解する働きには、生まれつきの個人差があります。そして、これは訓練で変わるものではないとされています。
「飲んでいるうちに慣れる」という話はあります。ただ、慣れるのは感覚のほうで、体への負担が減るわけではありません。
つまり、慣れるほど、負担に気づきにくくなります。飲めるようになったように見えて、量だけが増えていることがあります。
反応が出る人は、少量でも負担が大きい
そして、こちらも重要です。
反応が出やすい人は、少量でも体への負担が大きいと考えられています。
つまり、飲めるようになることを目標にする理由は、どこにもありません。
目安になるサインを挙げておきます。
- 少量で顔や体が赤くなる。
- 動悸がする、頭痛が出る。
- 吐き気が出やすい。
- 翌日に強く残る。
いずれかが当てはまるなら、量を増やす方向に進む理由はありません。
知っておくと、断りやすい
実用的な話を。
自分の体質を知っていると、無理に飲む理由がなくなります。「付き合いだから」と思う必要がなくなる。
そして、断るときにも使えます。「体質で飲めません」。それ以上の説明は要りません。
そして、この言い方は相手を責めません。「飲みたくない」より角が立たず、押し返されにくい。
周りに、勧めない
逆の立場の話も1つ。
飲める人にとっては、少量に見える量でも、相手には大きい負担になります。
そして、飲酒の強要は、立場を使ったハラスメントとして扱われます。「一杯だけ」も含めて、勧めない。
とくに、立場の差があるときは、勧めること自体が圧力になります。本人が断れる状況かどうかは、勧める側からは見えません。
飲まない人が、いる場を作る
もう1つ。
飲まない選択肢が普通にある場は、全員にとって楽です。飲まない人の飲み物を先に聞く、乾杯を全員同じ扱いにする。
幹事の一手で、かなり変わります。
ほかにも、できることがあります。飲まない人向けの選択肢が多い店にする、一人ずつ飲み物を聞く、注ぎ足しをしない。どれも、手間はかかりません。
体質は、優劣ではない
最後に。
飲めることは、能力でも美徳でもありません。体質の違いというだけです。
そして、飲まない選択は、まったく正当です。理由の説明も要りません。
まとめ
- 分解する働きには生まれつきの差があり、訓練では変わらないとされる
- 慣れるのは感覚のほう。負担が減るわけではない
- 反応が出やすい人は、少量でも負担が大きいと考えられている
- 断るときは「体質で飲めません」。相手を責めない言い方になる
- 立場の差があるときは、勧めること自体が圧力になる
- 飲めることは能力でも美徳でもない。飲まない選択は正当
いまの距離感は、アルコール適性診断で確認できます。20歳未満の方、妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は飲酒を控えてください。