「今日は控えよう」が守れない。意志の強さの問題ではない
飲み始めてから判断しようとすると、判断力が落ちた状態で判断することになります。先に決めておく話です。
- こんな人に
- 飲むと量が増えてしまう人
- 結論
- 飲む前に「今日は◯杯」と数字で決める。その場の判断にしない
- 読む時間
- 約3分
「今日は控えよう」と思って出かけて、結局いつもと同じ量になる。
これは、意志の強さの問題ではありません。
同じことを何度も繰り返しているなら、意志ではなく仕組みのほうを疑ってください。
判断力が落ちた状態で、判断している
構造としては、単純です。
飲み始めてから量を決めようとすると、判断力が落ちた状態で判断することになります。
そして、その場の雰囲気も加わります。周りが頼めば、頼みやすくなる。
さらに、店の側も追加を促す作りになっています。空いたグラスに声がかかる、飲み放題の残り時間が告げられる。判断を求められる回数が、そもそも多い。
先に、数字で決める
対処の中心はこれです。
飲む前に「今日は◯杯」と決めておく。その場の判断にしない。
数字で決めるのが重要です。「ほどほどに」では、機能しません。
決めたことは、できれば人に言っておく。「今日は2杯にします」。口に出すと、頼みにくくなります。同席者にも伝わるので、勧められる回数が減ります。
効く、細かい方法
- 1杯ごとに、水を1杯はさむ。速度が落ちて、総量が減ります。
- 最初の1杯を、ゆっくり飲む。最初の速度が、その日の速度になります。
- 強いものを、後半に回さない。判断力が落ちてからだと、量が増えます。
- 時間を先に決める。「◯時に出る」と決めると、量も決まります。
それと、グラスを空にしない。空いた瞬間に次が来ます。少し残っている状態を保つだけで、注がれる回数が減ります。
飲まない日を、曜日で決める
もう1つの方法を。
飲まない日を、曜日で決める。「その日の気分で」にすると、たいてい続きません。
そして、飲まない日を作ると、量の増え方に気づけます。飲まない日が減っているなら、それが情報です。
目安として、週に2日以上を連続で取れると分かりやすい。1日だけだと、前日の影響と区別がつきません。
家にある量を、減らす
環境の話も1つ。
手元にあると、飲みます。これは、意志とは関係ありません。
まとめ買いをやめる、目に入る場所に置かない。環境を変えるほうが、我慢より確実です。
ほかにも、家での量を減らす方法があります。
- 大容量を買わない。1回分だけ買うと、それが上限になります。
- 買う日を決める。買い物のたびに判断しないで済みます。
- 飲まない日の代わりを、先に用意する。炭酸水、お茶。手持ち無沙汰が減ります。
決められないときは
最後に。
決めても守れない状態が続いているなら、ひとりで対処する範囲を超えているかもしれません。
これは、意志の弱さではありません。医療機関や精神保健福祉センターなど、無料で相談できる窓口があります。
まとめ
- 飲み始めてから決めるのは、判断力が落ちた状態で判断すること
- 飲む前に「今日は◯杯」と数字で決め、できれば人に言っておく
- 水をはさむ、最初をゆっくり、グラスを空にしない
- 飲まない日は曜日で決める。週2日以上あると変化に気づける
- 手元に置かない。大容量を買わない、買う日を決める
- 決めても守れない状態が続くなら、無料の相談窓口がある
いまの距離感は、アルコール適性診断で確認できます。