依存症の診断は、医療機関でしか行えない
インターネット上のチェックは、診断ではありません。それでも、状態を整理しておくことには意味があります。
- こんな人に
- 依存が気になっているすべての人
- 結論
- 診断は医療機関でしか行えない。ここでできるのは状態の整理だけ
- 読む時間
- 約2分
はっきり書いておきます。
依存症の診断は、医療機関でしか行えません。
この記事は、その前提のうえで整理の仕方だけを書いています。
チェックリストは、診断ではない
インターネット上には、多くのチェックがあります。
それらは、診断でもスクリーニング検査でもありません。結果を病名として受け取らないでください。
そして、「該当しなかった」も、安心の根拠にはなりません。心配があるなら、それだけで相談する理由になります。
とくに注意したいのは、チェックの結果で安心して、そこで止まってしまうことです。心配の原因は、結果が出ても消えません。
それでも、整理には意味がある
では、何のために整理するのか。
相談するときの材料になります。「なんとなく心配」より、「この半年で量が増えて、仕事に遅刻が出ています」のほうが、話が早い。
そして、自分の状態を言葉にできると、動きやすくなります。
整理しておく項目は、この4つで足ります。
- いつから、どう変わったか。
- 減らそうとしたことがあるか。その結果。
- 生活に出ている影響。
- いま困っていること。
見るのは、量ではなく変化
整理の視点を1つ。
量そのものは、人によって基準が違います。比べても、あまり意味がありません。
見るのは、変化のほうです。増えているか、やめようとして戻っているか、生活に影響が出ているか。
そして、変化は書かないと分かりません。記憶のほうが、いまの状態に合わせて調整されるからです。
早いほど、選べる方法が多い
もう1つ、重要なことを。
相談は、深刻になってからでなくて構いません。むしろ、早いほど選べる方法が多くなります。
「まだそこまでではない」と思ううちに相談するほうが、結果として負担が小さい。
相談は、一度きりでも構いません。続けるかどうかは、話してから決められます。
相談できる場所
- 精神保健福祉センター。各都道府県にあり、無料で相談できます。本人でも家族でも。
- 保健所。身近な窓口です。適切な機関につないでもらえます。
- 医療機関。診断と治療。専門の外来がある病院もあります。
- 自助グループ。同じ状況の人が集まる場。家族向けもあります。
制度や窓口の詳細は地域によって異なります。お住まいの自治体の情報をご確認ください。
責める枠組みを、使わない
最後に。
依存は、意志の弱さではありません。この言葉には、責めるための使われ方が長くついてきました。
そして、責める枠組みでは、相談が遠のくだけです。自分に対しても、人に対しても。
まとめ
- 依存症の診断は、医療機関でしか行えない
- チェックの結果で安心しても、心配の原因は消えない
- 整理するのは、変化・減らそうとした結果・生活への影響・いまの困りごと
- 量ではなく変化を見る。変化は書かないと分からない
- 相談は深刻になってからでなくていい。早いほど選べる方法が多い
- 一度きりの相談でもいい。続けるかは話してから決められる
状態の整理は、依存症診断で行えます。