量ではなく、仕事とお金と健康に影響が出ているかで見る
基準は人によって違います。ただ、仕事・お金・健康・人間関係のどれかに影響が出ているなら、それだけで相談する理由になります。
- こんな人に
- 自分の量が多いか気になる人
- 結論
- 量ではなく、仕事・お金・健康・人間関係への影響で見る
- 読む時間
- 約2分
「これくらいなら普通」。この判断が、いちばん難しい。
量の基準は、人によって違うからです。
だから、量で線を引こうとすると、いつまでも結論が出ません。見る場所を変えたほうが早い。
比べても、分からない
周りと比べると、たいてい安心できる材料が見つかります。
もっと多い人がいる。もっとひどい人がいる。これは事実ですが、自分の状態の判断材料にはなりません。
そして、比べる相手も、同じように誰かと比べています。
それに、比べる相手は自分で選んでいます。安心できる相手が、自然と目に入るようになります。
確かなのは、影響のほう
代わりに見るのは、これです。
- 仕事や家事。遅刻、欠勤、集中できない、締切に間に合わない。
- お金。予定外の支出、借入、支払いの遅れ。
- 健康。睡眠、体調、通院。
- 人間関係。指摘された、約束を破った、関係が変わった。
どれかが出ているなら、それだけで相談する理由としては十分です。
このリストの良いところは、本人以外にも見えることです。量は隠せますが、遅刻や支払いの遅れは形になって残ります。
影響は、少しずつ出る
気づきにくい理由も書いておきます。
影響は、ある日突然出るのではありません。少しずつなので、慣れてしまいます。
そして、「そのくらいは前からだった」と記憶が調整されます。だから、書いて残すことに意味があります。
そして、基準そのものも動きます。以前なら「まずい」と思った状態が、いつのまにか普通になっている。記録は、その調整を止めるためのものです。
半年前と、比べる
具体的な方法を1つ。
半年前の自分と比べてみる。量、回数、使っているお金、寝ている時間。
増えているなら、それがいちばんの情報です。いまの絶対量より、変化のほうが重要です。
比べる項目は、この4つで足ります。
- 1回あたりの量。
- 週に何日か。
- 使っている金額。
- それに使っている時間。
お金の問題は、別の窓口もある
実務的な話を。
借金が絡んでいる場合、消費生活センターや法テラスも相談先になります。
そして、お金の問題を先に整理すると、本体のほうにも取り組みやすくなります。片方だけでは、たいてい止まりません。
影響が出ていなくても
最後に。
まだ影響が出ていないなら、それはいちばん良いタイミングです。
早い段階で相談すると、選べる方法が多い。「深刻になってから」を待つ必要はありません。
まとめ
- 量の基準は人によって違うので、量では線が引けない
- 比べる相手は、安心できる相手が自然と選ばれてしまう
- 仕事・お金・健康・人間関係のどれかに影響が出ていれば、十分な理由
- 影響は少しずつ出るうえ、記憶のほうが調整される
- 半年前と、量・日数・金額・時間の4つを比べる
- まだ影響が出ていないなら、それがいちばん良いタイミング
状態の整理は、依存症診断で行えます。