何年ぶりかに体を動かす人へ。最初の1か月でやめないための設計
久しぶりの運動でつまずくのは、たいてい最初の3週間です。強度より頻度を先に作る、雨の日の代わりを決める、記録を1つだけ残す。再開を続けるための具体的な設計をまとめました。
- こんな人に
- 久しぶりに運動を始める人
- 結論
- つまずくのは最初の3週間。強度より頻度を先に作る
- 読む時間
- 約2分
何年かぶりに体を動かそうと思ったとき、いちばん危ないのは最初の3週間です。
理由は2つあります。気持ちだけが先に行っていることと、体がまだできていないこと。この差が大きいほど、けがをするか、苦しくなってやめるかのどちらかになります。
最初の1か月は、鍛える期間ではありません。習慣を作る期間です。
週1回から始めていい
再開するとき、多くの人が週3回から始めようとします。そして2週目に1回飛ばし、3週目に消えます。
週1回で構いません。むしろ、3か月続いた週1回のほうが、2週間でやめた週3回より価値があります。増やすのは、続くと分かってからで間に合います。
目安として、最初の1か月は「もう少しやれる」で終える。物足りないくらいがちょうどいい。
雨の日と、疲れた日の代わりを決める
これが、いちばん見落とされる工程です。
習慣は、1回休んだところで途切れます。正確に言えば、休んだこと自体ではなく、休んだあとに戻るきっかけがないことで途切れます。
だから、始める前に決めておきます。
- 雨の日はこれをやる。室内で5分の体操でも、階段の上り下りでもいい。
- 疲れている日はこれをやる。ストレッチだけ、歩くだけ。強度を落とした版を用意します。
- できなかった日は、何もしない。取り返そうとしないほうが、翌週に戻れます。
代わりがあると、ゼロの日がなくなります。これだけで、続く確率がかなり変わります。
記録を1つだけ残す
記録は、成果を測るためではありません。途切れたことに気づくためのものです。
歩数でも、回数でも、やった日に印をつけるだけでも構いません。1つだけにしてください。複数つけると、記録そのものが面倒になって先にやめます。
2週間空いたことに気づけると、3週目に戻れます。気づかないと、半年空きます。
効果は、体重より先に別のところに出る
再開して1か月で体重を見ると、たいてい変わっていません。ここでやめる人が多い。
実際には、先に変わるものがあります。
- 睡眠。寝つきと、朝の起きやすさ。いちばん早く変わります。
- 肩と腰。座り仕事の人ほど、変化を感じやすい部分です。
- 階段。駅の階段で息が上がらなくなった、というのは分かりやすい指標です。
見るところを間違えると、続ける理由を見失います。体重は、あとからついてきます。
1か月たったら、ひとつだけ増やす
最初の1か月が続いたら、増やすものを1つだけ選びます。回数か、時間か、強度か。同時に2つ増やすと、たいてい失速します。
おすすめは回数です。1回の中身を濃くするより、頻度を上げるほうが、体にも習慣にも負担が少ない。
どの種目を選ぶかで迷っているなら、おすすめスポーツ診断で条件を整理してから決めると、選び直しの回数が減ります。