孫との距離のとり方。かわいがることと、口を出すことは違う
孫との関係がうまくいっている人は、たいてい親世代との関係もうまくいっています。境界線をどこに引くか、頼まれていないことをどう扱うか、会えない時期にできることをまとめました。
- こんな人に
- 孫との関わり方に迷う人
- 結論
- かわいがることと口を出すことは別。親世代との関係が先
- 読む時間
- 約2分
孫との関係で悩む人の話を聞いていると、悩みの中心はたいてい孫ではありません。その親、つまり自分の子どもとの関係のほうにあります。
孫に会えるかどうかは、親世代が決めている
身も蓋もない話ですが、これが構造です。会う頻度も、預ける範囲も、決めているのは孫本人ではなく親世代です。
だから、孫との距離を良くしたいなら、まず親世代にとって「頼みやすい相手」であることが条件になります。かわいがる気持ちの強さと、頼みやすさは別物です。
頼まれていないことは、やらない
いちばん摩擦を生むのが、良かれと思ってやったことです。
- 約束していないお菓子やおもちゃ
- 寝る時間や食事の内容の変更
- 教育方針への口出し
- 写真をよそに見せること
どれも悪意はありません。ただ、親世代が積み上げてきたルールを一時的に崩すので、後始末はそちらに残ります。楽しい時間を提供して、面倒は親が引き取るという構図になると、次から頼まれにくくなります。
「昔はこうだった」は、いちばん効かない
子育ての常識は、10年単位でかなり変わります。うつぶせ寝、離乳食の時期、日焼け、抱き癖。自分たちの頃と推奨が逆になっているものも珍しくありません。
そして親世代は、いまの情報にもとづいて判断しています。ここで経験を持ち出すと、助言ではなく否定として受け取られます。
経験が役に立つのは、方法ではなく心持ちのほうです。「そういう時期あったね」「そのうち終わるよ」。これは何年経っても効きます。
境界線を、こちらから言っておく
意外に効くのが、先に自分の側から線を引くことです。
「方針はそっちで決めて、こっちは合わせるから」「うちで預かるときのルールがあれば教えて」。この一言があるだけで、親世代は頼みやすくなります。
線を引くのは距離を置くことではありません。安心して近づける範囲を明示することです。
会えない時期にできること
遠方だったり、事情があって頻繁に会えないこともあります。
そういうときに効くのは、頻度の高い小さな接触です。短い動画、季節の写真、絵はがき。長い手紙より、途切れないことのほうが関係を保ちます。
そして、返事を求めないこと。返信が義務になると、親世代の負担になり、結果として途切れます。
かわいがりすぎない、という優しさ
孫との時間は楽しく、際限がなくなりがちです。けれど、いつも特別扱いをする存在がいると、日常のルールが相対的に緩みます。
甘やかす役でいることは悪くありませんが、親のルールの上で甘やかすのが条件です。ルールの外で甘やかすと、それは親への負担に変わります。
まとめ
- 孫との距離を決めているのは、親世代との関係
- 頼まれていないことは、良かれと思ってもやらない
- 子育ての常識は10年で変わる。方法ではなく心持ちを渡す
- こちらから「方針はそっちで決めて」と線を引くと、頼みやすくなる
- 会えない時期は、短くて頻度の高い接触を、返事を求めずに
- 甘やかすなら、親のルールの上で