仕事以外の場所は、在職中にしか作りにくい
人間関係も予定も仕事から来ていると、離れたときに同時に消えます。いま困っていないぶん見えにくい弱点についての話です。
- こんな人に
- 人間関係が職場に集中している人
- 結論
- 離れた日に同時に消える。仕事と関係ない場所を、在職中に1つ作る
- 読む時間
- 約2分
毎日、人と話している。予定も埋まっている。だから、困っていない。
ただ、その関係と予定が全部仕事から来ているとしたら、離れた日に同時に消えます。
そして、消えるのは同時です。1つずつ減るなら気づけますが、まとめてなくなります。
「離れる日」は、退職だけではない
この話は定年の準備だと思われがちですが、もっと手前で起きます。
- 異動。部署が変われば、話す相手も予定も入れ替わります。
- 休職。体調を崩した時期に、いちばん人と会わなくなります。
- プロジェクトの終了。数年一緒にいた人と、翌月から会わなくなる。
- 転職。前の職場の関係は、思っているより早く途切れます。
どれも、数年に一度は起きます。定年より、こちらのほうが先に来ます。
いま困らないので、気づけない
この弱点が見えにくいのは、在職中はまったく問題にならないからです。
人と話す機会はある。頼られる場面もある。予定は埋まっている。何かが足りているように見えます。
確かめる方法があります。直近1か月で会った人を書き出して、仕事関係の人を消す。何人残るかで、いまの状態が分かります。
消えるのは、関係だけではない
もう1つ、見落とされやすい部分があります。
仕事から離れたときに消えるのは、人間関係だけではありません。予定と役割も、同時に消えます。
起きる時刻、行く場所、任されていること、必要とされている感覚。これらが一度に無くなると、生活のリズムから崩れます。
だから、作っておくのは「知り合い」ではなく「定期的に行く場所」です。人ではなく、枠のほうが効きます。
週1回の予定を、1つ
やることは単純です。仕事と関係のない場所を、1つ作る。
地域の活動、運動、習い事、学び直し。内容は何でも構いません。定期的であることだけが条件です。
選ぶときのコツは、仕事の延長ではない場所にすること。同業の集まりや業界の勉強会は楽ですが、それは仕事の一部です。
忙しい時期に、最初に消える
ここが、この弱点のいちばん厄介な部分です。
仕事以外の予定は、忙しくなると真っ先に切られます。誰にも迷惑がかからないからです。
そして、切ったまま数年が過ぎると、仕事が唯一の場所になります。いちばん必要なときに、なくなっているという形になりやすい。
減らして続ける。月1回でもいいので、ゼロにしないでください。
まとめ
- 関係と予定が全部仕事から来ていると、離れた日にまとめて消える
- 離れる日は定年だけではない。異動・休職・プロジェクト終了・転職
- 直近1か月で会った人から、仕事関係を消すと現在地が分かる
- 消えるのは関係だけでなく、予定と役割も同時
- 作るのは知り合いではなく、定期的に行く場所
- 忙しい時期に最初に切られる。ゼロにせず、減らして続ける
自分の状態は、仕事人間診断で確認できます。