一度の情報漏れで、任される範囲が静かに狭まる
支える立場は、知る情報が多くなります。悪意がなくても、話してしまえば同じです。話す前に一度確認する癖についての話です。
- こんな人に
- 機密性の高い情報に触れる立場の人
- 結論
- 話す前に1秒だけ確認する。迷ったら言わない
- 読む時間
- 約2分
支える立場になると、知る情報が増えます。
人事の話、数字の話、まだ決まっていない話。この情報を扱えるかどうかで、任される範囲が決まります。
そして、信用は積み上げるのに時間がかかり、失うのは一度で済みます。
悪意がなくても、同じ結果になる
情報が漏れる場面の多くは、悪意ではありません。
- すでに知っていると思った。相手が知っている前提で話してしまう。
- 雑談の流れで出た。話の流れで、つい。
- 共有したほうがいいと判断した。善意ですが、判断が越えています。
どれも、結果としては同じです。そして、一度起きると、次から情報が来なくなります。
しかも、来なくなったことは通知されません。呼ばれない会議、共有されない資料。気づいたときには、範囲が狭まっています。
話す前に、一度確認する
対処は、習慣にするのがいちばんです。
「これは言っていいか」を、話す前に一度だけ考える。1秒で足ります。
そして、迷ったら言わない。言わなくて困ることは、言って困ることよりずっと少ない。
判断に迷ったら、この3つで足ります。
- 本人がいる場で、同じことを言えるか。
- まだ決まっていない話か。決定前の情報は、原則として出さない。
- 人の評価や処遇に関わるか。ここは、例外なく止める。
「知っていると思った」を防ぐ
いちばん多い形への対策です。
相手が知っているかどうかを、確認してから話す。「◯◯の件、聞いてますか」。
この一言があるだけで、事故がかなり減ります。知っていれば話が早く、知らなければそこで止められます。
それと、「誰から聞いたか」は言わない。情報そのものより、経路が漏れるほうが問題になることがあります。
目立たないことと、記録がないことは別
ここで、逆側の注意を1つ。
口が堅く、自分を前に出さない人は、やったことが誰にも見えません。そして、評価もされない。
やったことの記録だけは、残しておいてください。人に見せるためではなく、自分のためです。控えめであることと、記録がないことは別のことです。
残し方は、月に一度、3行で足ります。何を任され、何を判断し、何を防いだか。異動や評価の場面で、これが効きます。
守れる人には、情報が集まる
最後に、良い面を。
口が堅いと分かると、情報が集まります。そして、情報が集まると、先回りの精度が上がる。
この2つは連動しています。守れる人ほど、支える力が強くなる。地味な軸ですが、いちばん効いています。
まとめ
- 漏れの多くは悪意ではなく、思い込みか流れで起きる
- 一度起きると情報が来なくなり、そのことは通知されない
- 話す前に1秒だけ確認する。迷ったら言わない
- 「本人の前で言えるか」「決定前か」「評価に関わるか」で判断する
- 「◯◯の件、聞いてますか」で、思い込みによる事故が減る
- 誰から聞いたかは言わない。経路が漏れるほうが問題になる
- 控えめでいい。ただし、やったことの記録は月3行だけ残す
自分の型は、執事診断で確認できます。