写真の背景に何が写っているか。うっかり漏らさないための習慣
主張で燃えるのではなく、情報の扱いでつまずく事故があります。書類、看板、制服、写り込んだ人。悪気がないぶん指摘されるまで気づけません。投稿前の10秒で防げることをまとめました。
- こんな人に
- 写真つきで投稿する人
- 結論
- 主張ではなく、情報の扱いでつまずく事故がある。背景を一度見返す
- 読む時間
- 約2分
炎上には、意見でぶつかるタイプと、情報の扱いでつまずくタイプがあります。後者は、悪気がまったくないぶん、指摘されるまで気づけません。
そして、他人の情報は、自分の情報より取り返しがつきません。
写真に写り込みやすいもの
- 書類・画面。社名、氏名、金額、案件名。手元の資料が思ったより読めます。
- 場所が分かるもの。看板、建物、バス停、マンホール。1枚では分からなくても、複数の投稿を合わせると絞り込めます。
- 制服・名札・社員証。勤務先が特定されます。
- 反射。窓、眼鏡、金属。撮影者や部屋の様子が写ることがあります。
- 写り込んだ人。同意のない第三者。とくに子ども。
出す前に、背景を1回だけ見る。これだけで、ほとんど防げます。
子どもの情報は、範囲を先に決める
いちばん判断が難しいのが、家族と子どもの写真です。
本人が同意できる年齢ではないこと、そして投稿は本人が大きくなっても残ることが、他の場合と違います。
禁止する必要はありません。ただ、範囲を先に決めておくと迷いません。
- 顔を出すか。出さないと決めるだけで、リスクの大半が消えます。
- 通学路や学校が分かるものを出すか。制服、校章、行事の看板。
- 名前と誕生日を出すか。組み合わせると、個人が特定される情報になります。
- 公開範囲をどうするか。親しい人だけに限定する機能を使う手があります。
職場のことを出すとき
デスク、会議室、飲み会。日常の投稿でも、意外なものが写ります。
まず、就業規則を確認してください。SNSでの発信について規定があることが多くあります。撮影自体が禁止の区画もあります。
そのうえで、顧客名・案件名・数字が写っていないかを見る。悪意がなくても、守秘義務の違反になることがあります。
人から聞いた話も、同じ
写真だけではありません。聞いた話をそのまま書くのも、他人の情報の扱いです。
- 本人が知られて困らないか。面白い話ほど、本人にとっては困る話であることがあります。
- 裏が取れているか。間違っていた場合、責任を負うのは書いた人です。
- 特定されないか。名前を伏せても、状況の組み合わせで分かることがあります。
位置情報と、投稿の時間
もうひとつ、見落とされやすいのがこの2つです。
写真に位置情報が残る設定になっていないか、一度確認しておいてください。また、旅行中にその場から投稿すると、留守であることを知らせることになります。帰ってから出す、という習慣にしておくと安全です。
消しても残る、を前提にする
最後に。投稿は消せますが、保存された画像は消せません。
だから、対策は出す前にしかありません。10秒の確認と、範囲の事前決定。この2つで、この種の事故はほとんど防げます。
自分の傾向は、SNS炎上診断の「他人の情報の扱い」で確認できます。