外の情報を入れないと、10年後も同じことを言っている
自分の基準の外にあるものを認められないと、10年後も同じものを良いと言い続けることになります。同意しなくてよい、という話です。
- こんな人に
- 自分の基準に合わないものを避ける人
- 結論
- 同意しなくていい。「分かるが、自分は選ばない」で足りる
- 読む時間
- 約2分
自分が価値を認めないものについて、話を聞く気になれない。
時間の節約としては、正しい判断に見えます。ただ、長く続けると起きることがあります。
しかも、その節約は最初だけです。判断が固定されると、あとから払う代償のほうが大きくなります。
基準が、更新されなくなる
外の情報を入れないと、基準は固定されます。
10年後も、同じものを良いと言い続けることになります。世の中が変わっても、判断が変わらない。
そして、本人はそれに気づけません。比べる対象を入れていないからです。
起きているのは、こういうことです。
- 新しいものを、全部同じに見てしまう。違いが分からないので、まとめて扱う。
- 話が合う相手が減っていく。共通の話題が、過去のものだけになる。
- 「最近のものはつまらない」が口ぐせになる。
- 若い人から、話を振られなくなる。否定されると分かっているからです。
同意する必要はない
ここで、身構える必要はありません。
受け入れることと、同意することは別です。「そういう良さがあるのか」と分かるだけで足ります。自分の基準を変える必要はありません。
実際、理由が分かると、見下す必要がなくなります。それだけで、関係が変わります。
そして、理由が分かっても好きにならなくて構いません。「分かるが、自分は選ばない」。ここが、いちばん健全な着地点です。
説明できる人の話を、1度だけ聞く
方法は、簡単です。
自分が価値を認めないものについて、良さを説明できる人の話を1度だけ聞く。
文章でも、会話でも構いません。好きな人が語る言葉には、必ず理由があります。そして、その理由は自分の基準にはない視点であることが多い。
聞くときのコツは、「どこが好きですか」と聞くことです。「なぜ良いのですか」だと、相手が身構えます。
判断を保留する練習
もう1つ、実用的な習慣を。
最初の印象で、結論を出さない。合わないと感じても、その場では判断を保留する。
時間をおくと、評価が変わることがあります。最初に分からなかったものほど、あとから効いてくることも珍しくありません。
目安として、2回は触れてみる。1回目は情報が足りず、判断材料がそろっていないことが多い。
開いていることと、基準がないことは別
最後に、逆側の注意を。
何でも受け入れられる人は、自分が何を良いと思うかが曖昧になりがちです。これも、別の問題です。
譲れないものを3つ決めておく。そのうえで、それ以外には開いておく。この組み合わせが、いちばん強い形です。
まとめ
- 外の情報を入れないと、基準は10年前のまま固定される
- 固定されると、違いが分からなくなり、話を振られなくなる
- 受け入れることと同意することは別。「分かるが、選ばない」でいい
- 良さを説明できる人に「どこが好きですか」と一度だけ聞く
- 最初の印象で結論を出さない。2回は触れてみる
- 譲れないものを3つ決めて、それ以外は開いておく
自分の状態は、精神貴族診断で確認できます。