「何がしたいのか」の前に、眠れているかを確かめる
土台が薄いときほど、人は意味を求めます。ただ、判断力が落ちた状態でいちばん難しい問いに取り組むことになります。順番を変えるだけの話です。
- こんな人に
- 「何がしたいのか」が分からない人
- 結論
- 土台が薄いときほど意味を求める。睡眠・見通し・人を先に確かめる
- 読む時間
- 約2分
やる気が出ない。何のためにやっているのか分からない。自分は何がしたいのか。
こういう問いが浮かんだとき、まず確認したいことがあります。眠れているか。お金の見通しはあるか。最近、人に会ったか。
この3つは、意味の問いより先に効きます。
苦しいときほど、意味を求める
よく起きるのが、下の段が薄いのに、上を求めている状態です。
睡眠が足りず、生活の見通しもなく、人にも会っていない。そこで「自分は何がしたいのか」と考え始める。
この順番だと、答えは出ません。判断力が落ちている状態で、いちばん難しい問いに取り組んでいることになるからです。しかも、答えが出ないこと自体が、さらに落ち込む材料になります。
そして、答えが出ないのは能力の問題ではありません。条件がそろっていないだけです。
それでも意味を求めてしまうのは、自然なこと
ここは責める話ではありません。
土台が揺れているときほど、人は意味を求めます。いまの状態に説明をつけたくなるからです。理由が分かれば、対処できる気がする。
ただ、実際に必要なのは説明ではなく、回復であることが多い。
見分ける手がかりがあります。同じ問いが、体調の良い日にも浮かぶか。良い日には浮かばないなら、それは状態の側から来ています。
確認は、3つでいい
- 睡眠。この1か月、必要な時間を確保できているか。
- 見通し。当面のお金と健康に、大きな不安はないか。
- 人。この2週間で、仕事以外の人と話したか。
このどれかが崩れているなら、意味の問いは来週に回してよい。今週やるのは、その1つを戻すことだけです。
このとき、「意味を考えない」と決めておくのも有効です。考えないと決めると、そこに使っていた力が回復に回ります。
1つに絞る
全部を同時に戻そうとすると、たいてい全部が止まります。
順番として、睡眠がいちばん先です。足りていないと、ほかを続ける気力が出ません。「今週は、寝る時刻を30分早める」。それだけを目標にしてください。
戻ってくると、判断が変わります。同じ状況が、違って見えることがあります。
目安として、2週間。1日や2日では戻りません。逆に、2週間続けて変わらないなら、別の要因を見る段階です。
目標を捨てなくていい
最後に、念のため。
これは、大きな目標をあきらめる話ではありません。順番を変えるだけです。目標はそのまま置いておいて構いません。
土台が戻ったあとに同じ目標を見ると、ずっと近くに見えることがあります。遠かったのは目標ではなく、こちらの状態だったということが、けっこうあります。
まとめ
- 土台が薄いときほど、人は意味を求める
- 判断力が落ちた状態で、いちばん難しい問いに取り組むことになる
- 同じ問いが体調の良い日にも浮かぶかで、見分けがつく
- 睡眠・見通し・人。どれかが崩れていたら、意味の問いは来週に回す
- 1つに絞る。順番は睡眠がいちばん先
- 目安は2週間。目標は捨てなくていい。順番を変えるだけ
いまの重心は、マズローの6段階欲求診断で確認できます。