評価はされている。それでも「自分でなくてもいい」と感じるとき
認められている。それでも、自分でなくてもいいと感じる。これは承認の量ではなく、種類が違う空白です。方向を変える必要があるという話です。
- こんな人に
- 評価されているのに満たされない人
- 結論
- 承認と自分らしさは別の軸。量では埋まらない
- 読む時間
- 約3分
評価はされている。仕事も回っている。それなのに、こなしているだけの感覚が消えない。
この状態でよくあるのが、もっと認められれば埋まるはずと考えて、承認を積み増そうとすることです。
そして、この方向は努力するほど遠ざかります。
種類が違うので、量では埋まらない
結論から書くと、これは埋まりません。承認と、自分らしさの発揮は、別の軸だからです。
評価は他人が与えるもの、自分らしさは自分の中で起きるもの。前者をいくら積んでも、後者は増えません。
そして、承認を追い続けると、だんだん効きが悪くなります。同じ量では足りなくなる。
しかも、承認は他人の都合で止まります。相手が変わる、部署が変わる、評価の基準が変わる。自分では保てません。
「自分でなくてもいい」の中身
この感覚を分解すると、いくつかの要素が出てきます。
- 判断の余地がない。手順が決まっていて、自分の考えが入らない。
- 得意が使われていない。できることはやっているが、いちばん得意なことではない。
- 結果が見えない。誰にどう届いたかが分からない。
どれかが当てはまるなら、そこが空白の正体です。仕事を変えなくても、埋められることがあります。
とくに3つ目は、外から補えます。使った人の反応を1つ聞く、届いた先を1回見にいく。それだけで、感覚が変わることがあります。
判断の余地を、1つ作る
いちばん手をつけやすいのが、これです。
いまの仕事の中に、自分で決める部分を1つ作る。やり方、順番、伝え方。小さくて構いません。
決めた仕事は、こなした仕事とは記憶のされ方が違います。自分の判断が入っているかどうかが、この感覚を大きく左右します。
決める部分は、結果に影響しない範囲でいい。順番、道具、伝え方。許可を取る必要もありません。
時間を忘れたことを、3つ思い出す
もう1つの入口です。
時間を忘れて取り組んだことを、3つ思い出す。仕事以外で構いません。子どものころのことでもいい。
共通点を探すと、自分がどこで力が出るかのヒントになります。作ることなのか、教えることなのか、整理することなのか。
見つかったら、いまの生活の中でそれに近い時間を少し増やす。仕事を変える必要はありません。
思い出せないときは、「人に頼まれなくてもやっていたこと」を探すと出てきます。評価とは無関係に続けていたものが、いちばん近い。
承認が要らなくなるわけではない
最後に、誤解を1つ外しておきます。
自己実現の段に進むと承認が要らなくなる、というわけではありません。認められることは、いくつになっても効きます。
変わるのは、それだけで動くかどうかです。参照先が増えると考えるほうが、実感に近い。
まとめ
- 承認と自分らしさの発揮は別の軸なので、量では埋まらない
- 承認は他人の都合で止まる。自分では保てない
- 空白の正体は、判断の余地・得意の未使用・結果が見えないこと
- 結果に影響しない範囲でいいので、自分で決める部分を1つ作る
- 「人に頼まれなくてもやっていたこと」を3つ思い出す
- 承認が要らなくなるわけではない。参照先が増えるだけ
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