失敗が怖くて動けない。「実際に何が起きるか」を3行書く
確実にできると分かるまで動けない。ただ、うまくいくかは始めてからしか分かりません。失敗を具体化すると、想像より小さいことが分かります。
- こんな人に
- 失敗が怖くて踏み出せない人
- 結論
- 曖昧な恐れは大きくなる。何が起きるかを3行で具体的にする
- 読む時間
- 約3分
やりたいことはある。準備もしている。それでも、最後の一歩が踏み出せない。
止めているのは、たいてい失敗の想像です。そして、その想像は具体的ではないほど強く働きます。
つまり、恐れを小さくするには、具体的にすればいい。減らそうとするより確実です。
曖昧な恐れは、大きく見える
「失敗したらどうしよう」は、内容がありません。中身がないぶん、いくらでも大きくなります。
だから、書き出します。「失敗したら、実際に何が起きるか」を3行で。
- お金は、いくら減るか。数字にする。
- 誰に、何を言われるか。具体的な人の顔を浮かべる。
- 取り返しはつくか。戻せるか、戻せないか。
書いてみると、ほとんどの場合、想像より小さいことが分かります。そして、小さいと分かった時点で、恐れの半分は消えます。
もう1つ、「それが起きたら、どうするか」まで書くと効きます。対処が決まっているものは、恐れの対象でなくなります。
判断の基準は「戻せるか」
3行のうち、いちばん重要なのが3つ目です。
戻せることは、試していい。失敗しても、謝って直せる。時間は減りますが、それだけです。
戻せないことだけ、慎重に扱う。まとまったお金、健康、信用、法令。ここは、恐れではなく判断として止まるべき場所です。
この2つを分けておくと、判断が速くなります。迷い続けるのは、たいてい戻せない側だと薄々分かっているときです。
そして、戻せない部分だけを小さくする手もあります。全額ではなく一部で試す、辞めずに並行して始める。設計で変えられます。
「確実になるまで待つ」は、来ない
もうひとつ、押さえておきたいことがあります。
確実にできると分かってから始めよう、という考え方は、実は成立しません。うまくいくかどうかは、始めてからしか分からないからです。
情報は、動くと入ってきます。調べているあいだに入ってくる情報には限りがあり、しかもそれは他人の条件での話です。
それに、確実だと分かることには、たいてい価値がありません。誰にでもできると分かっている時点で、条件が良いはずがない。
一度の失敗が、尾を引くとき
過去の失敗が強く残っている場合、恐れの大きさが実際のリスクと一致していないことがあります。
効くのは、そのときと今で、何が違うかを書き出すことです。経験、資金、人脈、年齢、周りの状況。同じ条件で臨むわけではありません。
同じ失敗をもう一度するとは限らない。これを確認するだけで、動けることがあります。
あわせて、そのとき何が原因だったかも書いてみてください。原因が特定できると、避ける方法も見えます。
振り返り方を、変える
最後に、続けるための工夫を。
成功か失敗かで振り返ると、失敗の記憶だけが積み上がります。かわりに、「何が分かったか」で振り返る。
この見方だと、うまくいかなかった試みも情報になります。失敗の数が、そのまま経験の数になります。
まとめ
- 曖昧な恐れは、中身がないぶん大きくなる
- 「失敗したら実際に何が起きるか」を3行で書き、対処まで添える
- 戻せることは試していい。戻せないことだけ慎重に扱う
- 戻せない部分だけを小さくする設計もできる
- 確実だと分かることには、たいてい価値がない
- 成功か失敗かではなく、「何が分かったか」で振り返る
自分の止まり方は、心のブロック(夢・目標)診断で確認できます。