過小評価も、過大評価と同じ大きさのずれ。失うのは機会のほう
害がないように見えますが、任される機会を失い、伸びる場面を逃します。人から褒められたことを3つ書き出す話です。
- こんな人に
- 自分を低く見積もりがちな人
- 結論
- 過小評価も同じ大きさのずれ。失っているのは、任される機会
- 読む時間
- 約2分
できることでも、できないと思ってしまう。褒められても、たまたまだと思う。
謙虚に見えますが、これも自己評価のずれです。
そして、ずれの大きさは過大評価と変わりません。方向が逆なだけです。
害がないように見えて、機会を失う
過大評価は問題視されますが、過小評価はあまり指摘されません。
ただ、失っているものがあります。任される機会です。辞退した仕事、断った役割、応募しなかった募集。やっていれば、できたはずのもの。
そして、やらなかったので、できるかどうかは永久に分かりません。
しかも、断ったことは記録に残りません。失敗していないので、問題も起きない。だから、誰も気づかないまま続きます。
謙遜が続くと、本気にされなくなる
もう1つ、副作用があります。
「自分にはできません」を繰り返していると、周りもそう扱うようになります。最初は謙遜だと分かっていても、続くと事実として受け取られる。
そして、声がかからなくなります。本人の言葉どおりに扱われているだけなので、誰も悪くありません。
対処として、「できません」を「やったことがありません」に置き換えるだけでも変わります。事実は同じですが、可能性が閉じません。
外の評価を、確かめる
対処は、内側で考えないことです。
人から褒められたことを、3つ書き出す。過去のもので構いません。
書き出すと、自分では気づいていない強みが出てきます。当たり前にやっていることは、自分では価値が見えないからです。
思い出しにくければ、「助かった」と言われた場面を探すと出てきます。褒め言葉より、こちらのほうが記憶に残っています。
自分の評価と、周りの評価を並べる
もう1つ、確かめる方法を。
自分の評価と、上司や同僚の評価を並べてみる。差があるところが手がかりです。
どちらが正しいかではなく、なぜずれたかを見る。たいてい、見ている材料が違います。
難しさが見えることと、できないことは別
最後に、いちばん多い誤解を。
深く学ぶと、分からないことが増えます。そして、自信が下がる。ただ、これは進んでいる証拠です。
難しさが見えることと、できないことは別です。実際には、この段階の人はかなりできています。
確認する方法があります。できるようになったことを、書き出す。3年前にできなかったことが、いくつも出てくるはずです。
まとめ
- 過小評価も、過大評価と同じ大きさのずれ。方向が逆なだけ
- 失うのは任される機会。断ったことは記録に残らない
- 謙遜を繰り返すと、周りも本当にそう扱うようになる
- 「できません」を「やったことがありません」に置き換える
- 褒められたことより、「助かった」と言われた場面を3つ書き出す
- 難しさが見えることと、できないことは別
このとき、できるようになった過程も書くと効きます。「最初は毎回聞いていた」。比べる基準ができるので、進んだ距離が見えます。
自分の状態は、ダニング=クルーガー診断で確認できます。