評価に強い人は、打たれ強いのではなく参照先が複数ある
評価に強い人は、気にしないのではありません。参照先が複数あるだけです。出す前に点数を決めるという、地味で効く習慣の話です。
- こんな人に
- 人の評価で気分が大きく動く人
- 結論
- 参照先が1つしかないだけ。出す前に自分の点数を決めておく
- 読む時間
- 約3分
人の評価で、気分が大きく動く。褒められると舞い上がり、否定されると崩れる。
この揺れの原因は、感受性の強さではありません。参照先が1つしかないことです。
つまり、感じ方を変える話ではなく、参照先を増やす話です。
評価に強い人が、やっていること
批判されても揺れない人がいます。あの人たちは、打たれ強いわけではありません。
参照先が複数あるだけです。自分の基準、信頼する数人の意見、実際の結果。3つあれば、1つが否定されても全部は否定されません。
逆に、参照先が外の評価だけだと、その日の反応が、そのまま自分の価値になります。
しかも、外の評価は内容以外の要因でも動きます。相手の機嫌、タイミング、その場の空気。こちらでは制御できません。
出す前に、点数を決める
自分の基準を作る方法は、地味です。
出す前に「自分としては何点か」を決めておく。そして、あとから動かさない。
これだけです。ただ、あとから点をつけると必ず反応に引きずられるので、先に決めることに意味があります。
何回か繰り返すと、自分の点数と外の評価がずれる場面が出てきます。そこが、物差しが育っている証拠です。
記録しておくと、さらに効きます。自分の点数と、外の評価を並べて残す。ずれの傾向が分かると、次の判断に使えます。
評価してくれる相手を、複数持つ
もうひとつの参照先が、信頼する人の意見です。
ここで大事なのは、1人にしないことです。1人だと、その人の機嫌や好みが、そのまま自分の評価になります。
2〜3人。できれば、見ている角度が違う人がいい。全員が同じことを言うなら、それは信頼できる情報です。
選ぶ基準は、良いところも悪いところも言う人です。褒めるだけの人は、参照先になりません。
誰も見ていない仕事を、丁寧にやる
自分の基準を鍛える練習があります。
誰にも報告しない仕事を、ひとつ丁寧にやる。評価されない、褒められない、気づかれない仕事です。
これができると、自分の中に基準があることが確認できます。逆に、雑になるなら、いまは外の評価だけで動いている状態だと分かります。
この練習は、仕事でなくても構いません。人に見せない料理、誰も来ない部屋の掃除。基準の確認としては同じです。
基準を持っても、聞かないわけではない
最後に、注意点を。
自分の基準ができると、他人の評価を軽く見たくなることがあります。ただ、外の反応には、自分では見えない情報が含まれています。
基準を守ることと、聞かないことは別です。事実の指摘だけは、必ず拾う。好みの表明は参考にする。攻撃は捨てる。この使い分けができると、いちばん強くなります。
まとめ
- 揺れるのは感受性の強さではなく、参照先が1つしかないから
- 外の評価は、内容以外の要因でも動く
- 出す前に自分の点数を決めて、あとから動かさない
- 自分の点数と外の評価を並べて記録すると、ずれの傾向が見える
- 参照する人は2〜3人。良いところも悪いところも言う人を選ぶ
- 誰も見ていない仕事を丁寧にやると、基準の有無が確認できる
自分の状態は、心のブロック(他人からの評価)診断で確認できます。