自分の評価は、外と突き合わせないとずれたまま
自分の中だけで完結した評価は、高くても低くても外れたままになります。1人に聞くだけで、かなり分かるという話です。
- こんな人に
- 自己評価と周りの評価がずれていないか気になる人
- 結論
- 1人に聞くだけで分かる。ずれたら、どちらが正しいかではなく理由を見る
- 読む時間
- 約2分
自分の実力について、外の評価と突き合わせたことがあるか。
ないなら、いまの自己評価は、高くても低くても外れたままの可能性があります。
そして、低いほうにずれている場合も同じくらい多い。過大評価だけの話ではありません。
内側では、確かめられない
理由は単純です。
自分の評価は、自分の基準で作られています。だから、その基準がずれていると、評価もずれる。そして、内側からは基準のずれが見えません。
突き合わせる相手が要ります。これは、能力に関係なく必要な手順です。
身長を測るのに定規が要るのと同じです。自分の目分量では、どれだけ真剣に考えても精度が上がりません。
照合の方法は、2つ
- 評価を並べる。自分の自己評価と、上司や同僚の評価を書き出して比べる。
- 直接聞く。「自分はどう見えていますか」。少し勇気が要りますが、いちばん早い。
1人に聞くだけで、かなり分かります。複数に聞ければ、なお正確になります。
聞くときは、範囲を絞ると答えが返ってきます。「どう見えますか」だと漠然としすぎるので、「この仕事で、改善するとしたらどこですか」の形にする。
差が出たときの、見方
ずれが見つかったとき、どう扱うか。
どちらが正しいかではなく、なぜずれたかを見ます。
- 見ている材料が違う。自分は過程を、相手は結果を見ている。あるいはその逆。
- 基準が違う。何を良しとするかが違う。
- 情報が届いていない。やったことが伝わっていない。これは、伝え方の問題です。
3つ目がけっこう多い。実力の問題ではなく、見えていないだけということがあります。
これが分かると、対処が変わります。実力を上げる話ではなく、伝え方の話になる。こちらのほうが、はるかに早く直せます。
評価の場を、待たない
実務的な話も1つ。
評価面談は、年に1〜2回です。その頻度では、ずれが大きくなってから気づくことになります。
自分から、もっと短い間隔で聞く。仕事が1つ終わるたびに1回でもいい。ずれが小さいうちに直せます。
聞くタイミングは、仕事が終わった直後がいちばんです。記憶が新しいので、具体的な答えが返ってきます。
照合しても、基準は手放さない
最後に、逆側の注意を。
外の評価に合わせすぎると、今度は自分の基準がなくなります。全部を外に預けると、方向が定まらない。
自分の基準を持ったうえで、外と突き合わせる。この2つがあると、いちばん精度が上がります。
まとめ
- 内側だけで作った評価は、高くても低くても外れたままになる
- 低いほうへのずれも、同じくらい多い
- 1人に聞くだけでもかなり分かる。範囲を絞ると答えが返ってくる
- ずれたときは、どちらが正しいかではなく、なぜずれたかを見る
- 「伝わっていないだけ」が多く、その場合は伝え方で直せる
- 評価面談を待たず、仕事が終わった直後に聞く
自分の状態は、ダニング=クルーガー診断で確認できます。