寝室は、睡眠でいちばん費用対効果が高い改善点
光、音、温度、寝具。慣れてしまうと自覚できませんが、変えると翌日から効きます。遮光と温度から手をつける、という順番の話です。
- こんな人に
- 睡眠を手っ取り早く良くしたい人
- 結論
- 習慣より環境が先。遮光と温度は数千円で試せる
- 読む時間
- 約3分
睡眠の改善というと、まず習慣の話になります。ただ、もっと早く効くものがあります。
寝室の環境です。変えると、翌日から違いが出ます。
しかも、習慣と違って、続ける努力が要りません。一度変えれば、その状態が保たれます。
慣れてしまうと、自覚できない
この領域が見落とされる理由は、はっきりしています。毎日その環境で寝ているので、それが普通になっているからです。
街灯が入っている、隣室の音が聞こえる、夏に暑い。どれも「そういうもの」として処理されます。実際には、そのたびに眠りが浅くなっています。
確かめる方法があります。旅先でよく眠れた経験があるか。あるなら、環境の影響を受けている可能性があります。
順番は、遮光と温度から
全部を変える必要はありません。効果と費用の順で言うと、こうなります。
- ① 光。遮光カーテン、アイマスク。数千円で、確実に効きます。
- ② 温度と湿度。エアコンの設定を見直す。暑さで目が覚めているケースは多い。
- ③ 音。耳栓、あるいは一定の音を流す。生活音より、突発的な音が問題になります。
- ④ 寝具。費用が大きく、効果の確認に時間がかかる。最後で構いません。
①と②だけで、かなり変わります。まずここから試してください。
費用の目安としては、①と②は数千円以内で試せます。効果を確かめてから、④に進むかどうかを決めれば十分です。
光は、思っているより効く
光の影響は、けっこう大きい。
わずかな明かりでも、眠りの深さに影響することがあります。電子機器の待機ランプ、街灯、隣の部屋の照明。気にならないと思っていても、体は反応しています。
確かめ方は簡単です。アイマスクを1週間使ってみる。数百円で試せて、違いが分かります。
あわせて、寝る前の照明を落とすのも効きます。天井の照明を消して、手元の明かりだけにする。眠りに入る準備が早まります。
温度は、季節で変える
夏に暑くて目が覚める、冬に寒くて眠れない。どちらもよくあります。
タイマーで切らずに、朝までつけておくほうが、途中で目が覚めにくいことがあります。電気代とのバランスですが、一度試して比べてみる価値はあります。
湿度も効きます。乾燥すると、のどの不快感で目が覚めることがあります。
暑さの対処としては、寝具のほうを季節で変えるのも有効です。設定温度を下げるより、体に近いところを変えるほうが効くことがあります。
寝室を、寝る場所だけにする
最後に、環境のもう1つの側面を。
寝室で仕事をしたり、長時間画面を見たりしていると、その部屋が「起きている場所」として学習されます。
難しい場合もありますが、布団の上では寝る以外のことをしないだけでも違います。場所と状態の結びつきは、寝つきにかなり影響します。
まとめ
- 環境は、習慣と違って続ける努力が要らない
- 毎日その環境なので、悪さに自覚がない。旅先で眠れたかで分かる
- 順番は、光→温度と湿度→音→寝具。①と②は数千円以内で試せる
- アイマスクを1週間。寝る前の照明を落とすのも効く
- 暑さは、設定温度より寝具を季節で変えるほうが効くことがある
- 布団の上では寝る以外のことをしない
自分の環境は、睡眠の質診断で確認できます。