人には出せるのに、自分には出せない。予算を先に決める
人には出せるのに、自分には出せない。節約とは別のもので、我慢の総量だけが増えていきます。その場の判断にせず、先に決めておく方法です。
- こんな人に
- 自分のためにお金を使えない人
- 結論
- レジの前で判断しない。月初に、自分のための予算を決めておく
- 読む時間
- 約3分
人へのプレゼントは選べるのに、自分のものは買えない。必要なものでも、レジの前で戻してしまう。
これは節約とは別のものです。節約は選択ですが、罪悪感は選択ではありません。
そして、罪悪感で我慢しても、お金の使い方はうまくなりません。判断していないからです。
我慢の総量だけが増えていく
罪悪感で使わなかった場合、お金は残ります。ただ、残ったお金を使えるわけでもありません。次のときも同じことが起きるからです。
そして、我慢は積み上がります。ある日、まったく関係のないところで大きな買い物をしてしまう。反動が出るのは、たいてい溜まったあとです。
しかも、反動で買ったものは満足しにくい。必要だから買ったのではないからです。結果として、後悔がまた罪悪感を強めます。
背景には、たいてい古い言葉がある
「贅沢はいけない」「うちにはお金がない」。こうした言葉を繰り返し聞いて育つと、判断の前提として残ります。
大事なのは、これが自分で選んだ考えではないという点です。当時は必要だったかもしれませんが、いまも同じ設定でいる必要はありません。
確かめ方があります。その言葉を、いま自分の子どもや後輩に言うか。言わないなら、自分にも適用しなくて構いません。
その場の判断にしない
対処は、精神論ではありません。買う瞬間に判断させないことです。
レジの前は、罪悪感がいちばん強く出る場所です。そこで判断すると、毎回負けます。
- 月初に、自分のための予算を決める。金額は小さくてよい。3千円でも構いません。
- 決めた範囲なら、迷わず使う。判断はもう済んでいます。
- 使い切らなくても、繰り越さない。繰り越すと、また溜め込む形になります。
決めた範囲なら、罪悪感の出番がなくなります。これが、この方法のいちばんの効き目です。
最初は、使い切れないことが多い。それでも構いません。使えなかったこと自体が、いまの状態を示す情報になります。
呼び方を変えるのも効く
言葉の影響が強い人には、これも試す価値があります。
「贅沢」ではなく「維持費」と呼び替える。体も心も、動かし続けるには手入れが要ります。休息、道具、環境。維持費なら、出すことに理屈がつきます。
理屈はこじつけでも構いません。使えるようになることのほうが大事です。
ほかにも、「投資」「回復費」など、自分に合う言葉を探してみてください。しっくりくる呼び方は、人によって違います。
罪悪感と、不安は別のもの
最後に、区別しておきたいことを。
- 罪悪感。使うこと自体に後ろめたさがある。対処は、予算を先に決めること。
- 不安。減ること自体が怖い。対処は、目標額を数字にすること。
似ていますが、対処が違います。どちらも、その場の判断でどうにかしようとすると失敗します。先に決めておくのが共通の解決です。
まとめ
- 節約は選択だが、罪悪感は選択ではない
- 我慢は積み上がり、反動で買ったものは満足しにくい
- 背景にある言葉を、いま子どもや後輩に言うかで確かめる
- レジの前で判断しない。月初に予算を決めておく
- 最初は使い切れなくていい。それ自体が情報になる
- 罪悪感と不安は別。どちらも、先に決めておくのが解決
自分がどちらかは、心のブロック(お金)診断で確認できます。